家電量販店の売場を歩くと、エアコンやテレビ、冷蔵庫といった製品には、年間電気料金目安や星マーク(☆)を書いた緑のシールが張られているのが目につく。

 これは「統一省エネラベル」と呼ばれるもので、どこの店舗でも共通した値が表示されている。財団法人省エネルギーセンターが、各メーカーがリリースした製品の省エネ性能をデータベース化して、新製品が出るたびにラベルの数値を算出しているのだ。

 この取り組みは、2006年4月に施行された改正省エネ法(正式名は「エネルギーの使用の合理化に関する法律」)から始まった。一部の自治体を除いて、表示の義務化はなされていないが、現在は全国のほとんどの量販店が導入している。

値札の脇に張られている緑の四角いラベルが「統一省エネラベル」だ(画像クリックで拡大)

 統一省エネラベルを見比べれば、メーカーや店頭スタッフの売り文句に左右されずに、優れた省エネ製品を選ぶ客観的な指標になる。たしかに、星印が多い製品のほうが優れていることがひと目で分かるし、年間の電気料金を計算して製品選びができるので便利だ。

 しかし、ラベルをよく見ると、「省エネ基準達成率」や「APF」などの聞き慣れない単語も並んでいて、製品のジャンルによって項目名も異なる。また、炊飯器や温水洗浄便座など、星マークのない緑のラベルを付けた製品もあり、予備知識がないとラベルの意味を完全に理解するのは難しい。

 この記事では、統一省エネラベルの実用的な読み方を解説しよう。まず全体像を簡単に解説してから、消費電力が製品選びで特に重視されるエアコンと冷蔵庫に的を絞り、最近の傾向とチェックポイントを紹介する。これから家電を買うなら、ぜひ参考にして欲しい。