キヤノン

EOS Kiss F

発売日:2008年6月27日

実売価格:
 6万9800円(ボディー)

実売価格:
 7万9800円(レンズキット)

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・有効1010万画素のCMOSセンサー
・EOS Kiss X2と比べ1万5000円近く低価格化
・ライブビュー撮影機能を搭載
・ボディーをさらに小型・軽量化

 キヤノンの「EOS Kiss F」(以下、Kiss F)は、EOS DIGITALシリーズのローエンドモデルに当たる機種だ。2008年3月の「EOS Kiss X2」(以下、Kiss X2)の登場後は、「EOS Kiss Digital X」がローエンドモデルとして初心者やファミリー向けに販売されていたが、その後継モデルとして登場した。Kiss X2と比べ、ボディー単体で約1万5000円ほど安い価格設定となっている。

若干のスペックダウンはあるが、人気の機能はしっかり搭載

 シリーズのローエンドモデルということもあり、Kiss X2と比べるとスペックダウンしている部分がいくつかある。まず、撮像素子の画素数がKiss X2の約1240万画素に対し、約1010万画素にダウン。ファインダー倍率は、Kiss X2の約0.87倍に対し、Kiss Fは約0.81倍となっており、両者を比べると小さく感じる。測距点は、Kiss X2の9点に対して7点に減っている。

「EOS Kiss X2」の下位モデルとして登場した「EOS Kiss F」。なだらかな曲線を描くボディーはEOS Kiss X2に似ているが、ボディー形状などが微妙に異なり、単に液晶モニターや撮像素子を置き換えたモデルではない

 液晶モニターは、Kiss X2の3型/23万画素から、2.5型/23万画素にサイズダウンしている。連続撮影枚数に関しても、Kiss X2の最高約3.5コマ/秒から3コマ/秒に落ちている。外観は両者とも似ているが、ボディーの質感がX2と比べると安く感じる部分もある。

 とはいえ、最近主流になったライブビューは、Kiss X2と同様にちゃんと搭載している。また、画像エンジンもKiss X2と同じDIGIC IIIであり、暗くなってしまった被写体を明るく補正してくれる「オートライティングオプティマイザ」ももちろん搭載している。

EOS Kiss F(中央)を、EOS Kiss X2(左)や、2005年3月発売の「EOS Kiss Digital N」(右)と比較した。EOS Kiss X2との差は最小限だが、EOS Kiss Digital Nと比べると、液晶モニターの大きさや最適化された操作ボタンの配置などで歴然とした機能差がある。操作性も大きく向上しており、この世代からの買い替えは満足度が高いだろう

 Kiss X2と同様にボディーは小さめだが、グリップ感はよくホールド性には優れている。メニューの作りもシンプルで、初心者でもほとんど迷うことなく操作できるだろう。ただし、メニューの移動や画像再生時の送りなどは、背面の4方向ボタンで行うため、EOS 40Dなどの上位機種に慣れている人は少しわずらわしく感じるかもしれない。

バッテリーは、EOS Kiss X2と同じ形状のリチウムイオン充電池を採用する。EOS Kiss Digital X以前のバッテリーとは互換性がないため、使い回しできない点には注意したい

記録メディアは、EOS Kiss X2と同じくSDメモリーカードに切り替わった。EOS Kiss Digital X以前のモデルはコンパクトフラッシュだったが、普及率を考えればSDカードの採用はありがたい。なお、内蔵メモリーは持たない