ウィルコム
ケーイーエス製
WS018KE

実売価格:3万6000円(一括)

発売日:2008年7月18日

 ウィルコムが2008年夏モデルとして投入した新しい通常音声機種がケーイーエス製「WILLCOM 9(型番:WS018KE)」だ。ウィルコムの超小型PHSモジュール「W-SIM」に対応した通常音声機種としては、これまで「9(nine)(型番:WS009KE)」や「nico.(型番:WS005IN)」のようなシンプルな機能のストレート型機種が多く、唯一の折りたたみ型は、子供向けとして発売された「キッズケータイ papipo!」だけだった。そんな中でようやく待望のW-SIM対応の折りたたみ型が登場したのだ。

 機能的にも、前のモデルである9(nine)や9(nine)+とは異なりカメラやJavaアプリに対応しているほか、ウィルコムの新しいサービスである待受機能「ウィルコムガジェット」を初めて搭載している。見た目も9シリーズとしてシンプルながら飽きの来ない雑貨のようなデザインを引き継いでいる。そういったシンプルながらも基本機能をきっちりと搭載したシンプル&コンパクトケータイ「WILLCOM 9」をレビューしていこう。

シンプルでいて上質で清楚なイメージのあるデザイン

 WILLCOM 9は、2006年12月に発売されたケーイーエス製「9(nine)」の流れを汲む9シリーズの最新モデル。9(nine)は、改良版として2008年2月に発売された「9(nine)+」を含めると、発売後の1年半で約43万台を販売しており、WILLCOM 9を発売後も、売れる限りは販売を続けるという。

 9(nine)や9(nine)+がストレート型であるのに対し、WILLCOM 9は折りたたみ型。いわゆる無印良品のようなシンプルで素朴なデザインを引き継いでおり、ウィルコムの堀田峰布子氏が、9(nine)に続きデザインを担当している。

 本をイメージした側面の中央部分が凹んだ曲面で構成されている。この曲面を“ネガR”と呼ぶそうで、折りたたんだときに両面がぴったりとつく状態であるが、開けやすくなっている。

 確かに両手で開けるときは開けやすいが、片手で開けるときには開けやすいとは言い難い。ネガRがなかったら、もっと開けづらかったと思われるが、デザインにより使いやすさが多少なり犠牲にされているようにも思われた。

WILLCOM 9を閉じた正面。背面ディスプレイは搭載しておらず、フラットな何もない面にグレーでウィルコムのロゴのみがプリントされている(画像クリックで拡大)

裏面には、130万画素CMOSカメラとマクロ切り替えスイッチ、バッテリーが搭載されている。バッテリーは、3.7V/650mAhの「KE01(WS009KE-BAT)」で、9 (nine)と共通だ(画像クリックで拡大)

左側面にモノラルスピーカーや赤外線ポート、充電用接点が配置されており、右側面に着信用LEDライトやストラップ穴が配置されている(画像クリックで拡大)

上部およびヒンジ部の写真。ディスプレイ側にW-SIMスロット、ダイヤルキー側にUSB端子および平型イヤホンマイク端子が配置されている。端子などの各種カバーは爪が伸びていない人は開けにくいだろう(画像クリックで拡大)