ほのかに甘く香るフルーツビールも売れ行き好調

「やはりスイーツ感覚のビールには抵抗がある」という方は、フルーツのフレーバーが感じられる一般的なビールから試してみてはどうだろう。かつて日本一の桃の産地だった横浜市港北区綱島で、3年前から作られている地ビール「綱島桃ビール」(330ml瓶525円/酒税法上は発泡酒)は、ビール本来のさっぱりとしたほろ苦さの中に、フルーティな桃の香りが強く感じられると人気。綱島桃の原種である「日月桃(じつげつとう)」の果肉を使っているのが、甘い香りの秘密だ。桃の生産量が限られているため、イトーヨーカドー綱島店、横浜そごうなどでの限定販売だが「飲んだ人から評判が広がり、販売開始から売り切るまでの期間が年々、短くなっている」(横浜ビール担当者)。そもそもは、今や最後の1軒だけとなった桃生産農家が、「形が悪いなどで販売に至らなかった桃をなんとか活用できないか」と横浜ビールに話を持ちかけたのがきっかけで開発された商品。7月が桃の収穫期のため、ビールの発売は毎年10月となる。

(文/桑原恵美子)