今回試乗したのは、3列シート7人乗りの「G」グレードにメーカーオプションの「Lパッケージ」を付加したモデル。Lパッケージにはリア左側パワースライドドア、フルオートエアコン、持っているだけでドア開閉やエンジン始動ができるHondaスマートキーシステムなどが含まれる(画像クリックで拡大)

 「This is サイコーにちょうどいい」のキャッチコピーで、2008年5月29日に登場したホンダ「フリード」。同社のラインアップ中では、モビリオ/モビリオ・スパイクの後継に位置付けられる。キャッチコピーの意味するところは、5ナンバーサイズボディーの中に、最大3列・8人乗りのシートレイアウトを作り込んだ使い勝手の良さだ。

 試乗車を近くでしげしげと眺めてみた。これまでは通りがかりに見かけた程度で、ほとんど初見に近いのだが、どうもクルマの大きさがピンとこない。参考までに、同社ラインアップの中で近いサイズのクルマと外寸を比較してみよう。

車名 全長×全幅×全高 ホイールベース
フリード 4215×1695×1715mm 2740mm
モビリオ 4070×1685×1740mm 2740mm
フィット 3990×1695×1525mm 2500mm
ストリーム 4570×1695×1545mm 2740mm
エディックス 4285×1795×1610mm 2680mm
ステップワゴン 4640×1695×1770mm 2855mm

 単純な全長と全幅の比率でいえば、フリードのようなプロポーションのクルマはいくらでもある。しかし1715mmという高い全高と、バンパーからルーフ前端までをつなげたフォルム、さらに言えば側面に付けられた抑揚の強いキャラクターラインのおかげで、視覚的にサイズ感がつかみにくい。個人的には、「コンパクト」という言葉から期待される中で、ぎりぎり上限に位置するといった印象だった。

 試乗したのは、2列目がキャプテンシートの7人乗り「G・Lパッケージ」のFFモデル。車両本体価格は178万5000円で、おそらく一番の売れ筋グレードになるはずだ。

バンパーからルーフ前端までなめらかにつなげた「ワンモーション・フォルム」は同社のフィットとも共通するデザイン。ボディーサイドには上下2本のキャラクターラインを配し、平板になりがちな側面にアクセントをつけている(画像クリックで拡大)