7月11日、青森県に実在する農業高校馬術部を舞台に、盲目の馬と女生徒の交流を描いた映画『三本木農業高校、馬術部』の舞台挨拶が新宿のパークハイアット東京で行われた。

 当日は主演の長渕文音、柳葉敏郎、黒谷友香、監督の佐々部清、そして音楽を担当した押尾コータローらが登壇した。パークハイアットホテルに設けられた特設会場には試写の来場者や報道陣が集まり熱気に満ちた会見となった。

登壇したキャストと監督。左から、監督の佐々部清、黒谷友香、主演の長渕文音、柳葉敏郎(画像クリックで拡大)

 実話を基にしたこの映画は、目が不自由になり、第一線から退いた競走馬のタカラコスモスを三本木農業高校の馬術部顧問・古賀先生(柳葉敏郎)が引き取り、馬術部員の菊地香苗(長渕文音)らが献身的に世話をし、馬術競技に出場するまでを描いた心温まる青春映画。派手なアクションもなく、流行の純愛を描いているわけでもないが、日本の美しい自然を舞台に、学生と動物の心の交流を見事に描いている。

 本作の主演を務めるのは、今回が映画初出演にして初主演という大役を任された長渕文音。彼女が歌手の長渕剛と志穂美悦子夫妻の愛娘であることも話題を呼んでいる。

 長渕は「映画も芝居もなにもかも初めての体験でしたが、最初にすごくいい映画に出させていただいたと感じています」とうれしさを顔に浮かべて挨拶をした。

 映画は準備期間を含めると2年という長い年月をかけて制作した。その間に長渕らは馬術の練習、馬の出産シーンなど貴重な体験を重ねたようだ。

 「私の10代最後の2年間は『三本木〜』で埋まっています。馬術は難しかったけど、馬に乗れるようになったことは私にとって宝物になったと思います」と撮影を振り返った。