「夏といえばビール」という人が多い一方、若者の間ではビールからRTD(ReadyTo Drink、缶チューハイやカクテルなど)、ノンアルコール飲料への流出が本格化している。そんななか、ビールの魅力を新しい形でアピールする商品が登場した。ハイネケンの「Heineken Extra Cold(以下、エクストラ・コールド)」は、“0℃以下に冷やして飲む”ビール。ありそうでなかった、ビールの新しい飲み方だ。

ハイネケンを0度以下まで冷やして提供する「Heineken Extra Cold」は飲食店専用メニュー(画像クリックで拡大)

 「発泡酒や新ジャンル(第3のビール)などのラインアップのないビール専門メーカーとして、ビールの新たな価値を提案したかった」と、ハイネケン ジャパン・マーケティング ディレクターの大矢仁司氏。飲食店専用メニューであるエクストラ・コールドは、凍る直前ギリギリの温度(-2℃~0℃くらい)まで冷やしたビール。すでに世界100カ国以上で導入され、人気を集めている飲み方なのだ。

 海外では瓶ビールと、サーバーで提供する“生ビール”の両方で提供しているが、日本では生ビールのみ。「通常の生ビールは樽に入ったビールを一度冷却機に通し、5~7℃で提供されています。エクストラ・コールドの場合、一次冷却で0℃近くにし、もう一つの冷却機で-2℃程度まで冷やします」(大矢氏)。

 面白いのは、ビールをサーブするタワーに霜が張っていて、凍っているように見えること。「ビールの通り道であるタワーも冷却機で-7℃に冷やしています」(大矢氏)。空気中の水分が霜のように凍ってタワーに付着し、見るからに涼しげだ。さらに演出効果だけではなく、0度以下にまで冷やしたビールの温度上昇を抑える役割も担っている。

いかにも涼しげなタワーから、これ以上ないほど冷やしたハイネケンが注がれる。暑い日には溜まらない光景だ(画像クリックで拡大)

冷やした専用のグラスに、0度以下に冷やしたビールが注がれる。温度が上がる前に素早く飲もう(画像クリックで拡大)