FCX クラリティのボディーサイズは全長4845×全幅1845×全高1470mm。床下中央に燃料電池スタックを配置しているため、側面衝突性能を満たすのにある程度の幅が必要だった。もっとも米国では気になるサイズではない。最高速度は160km/hで、一回の充填で走行可能な距離は、日本の10・15モードで620kmと長い
2008年6月16日に栃木県の本田技術研究所で、ホンダの市販向け燃料電池車としては第二世代になる「FCX クラリティ」(以下クラリティ)の1号車がラインオフした。米国では7月から、日本では今秋からリース販売を行う予定だ。
生産開始式典には、米国の購入者である映画プロデューサー、ロン・イェクサ氏や、2005年に初代「FCX」を手に入れ、世界で初めて燃料電池車の個人オーナーとなったジョン・スパリーノ氏らが参加し、クルマの完成を祝った。クラリティは7月以降に順次納車される予定で、アフターサービスは南カリフォルニアの指定ディーラー3社が対応する。
式典の2日後に、FCXクラリティに試乗する機会を得たので、そのときの印象と今後に向けた課題と感じる点についてレポートする。
クラリティのボディーは全幅1845mm、全長4845mmで、米国のセダンとしては標準的なサイズかもしれないが、日本ではやはり大きく、どっしりとした印象を受ける。ドアを開けて乗り込むと、まずは大きく盛り上がったセンタートンネル部分に目がいく。ここに、旧型に比べて容積出力密度が50%、重力出力密度が67%向上した、新開発の燃料電池を搭載している。まるでFR車のような雰囲気だが、車体全体が大きいので室内も足元もとても広く感じる。
室内中央には燃料電池スタックを抱えるセンタートンネルが走り、一見するとFR車のようで狭く感じる。だが左右幅があるので、実際に乗ってみるとかなり広く、前後スペースもあり後席も広い。ただし、センタートンネルで分割されているので乗車定員は4人











