異色のキャラクター本『ドアラのひみつ』が人気となっている。今年2月発売ですでに12万部と、驚異的な売れ行きだ。

12万部を売り上げた、『ドアラのひみつ』(PHP研究所)(画像クリックで拡大)

 ドアラは、プロ野球チーム「中日ドラゴンズ」のマスコットキャラクター。大きな頭、かわいいコアラ顔に太い眉毛、そしてスレンダーボディという、アンバランスなルックスが目を引く。世間では、“キモカワ”キャラなどといわれているが、ドアラは単なるキモカワキャラではないことは、この本のサブタイトルが物語っている。『かくさしゃかいにまけないよ』。果たして、ドアラと格差社会にどんな関係があるのだろうか。

棒立ち、変な動き…動画共有サイトで大ブレーク

写真集「ドアラ☆チック」も発売された(画像クリックで拡大)

 ドアラがブレークした理由は、そのアンバランスな体型から繰り出される、奇妙な動きだ。球場やイベントでのドアラの様子が動画共有サイトに数多くアップされ、球場外に“流出”したことで一気に火がついた。

 その動画で有名なのは、「西武ドーム事件」。西武ドームの球場外ステージで行われたイベントで西武ライオンズのチアリーダーやマスコットが踊るなか、なぜかドアラだけが、後ろで直立不動。しかし、次の瞬間には突然、ステージ中央に飛び出して敬礼をしたり、ステージ上で寝たりする。そのほかの動画では、チアリーダーたちが集団でダンスを踊るなかでドアラだけお笑いタレントの動きを真似してみたり、試合前にベンチの前に座って選手に話しかけたり……。こういった“奇行”の数々によって、ドアラには“自由”“フリーダム”いった形容詞が付くようになった。