カシオ計算機

EXILIM PRO EX-F1

実売価格:12万8000円

発売日:2008年3月28日


このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・このクラス唯一のハイスピードムービー撮影機能
・60枚/秒の超高速連写機能
・シャッターを押す前の決定的瞬間を逃さず撮れる「パスト連写」機能
・1920×1080ドットのHDムービーの撮影も可能
なし

 デジタルカメラは、大まかに一眼レフタイプとコンパクトタイプ、そして高倍率ズームレンズが一体となったタイプの3種類に分けられる。“ネオ一眼”などとも呼ばれる高倍率ズーム機は、レンズ交換が不要なため撮像素子にゴミが付着する心配がないなどのメリットがあり、根強い人気を誇るジャンルだ。

フル画素で60枚/秒の高速連写が可能、ライブビューの消失もナシ

 カシオ計算機から発売された「EXILIM PRO EX-F1」も、そんな高倍率ズーム機の1つだ。デジカメの性能において注目されやすい撮像素子が1/1.8型の有効600万画素のCMOSと、他社の同クラスの製品と比べると画素数が半分程度しかないため、数字的には見劣りするかもしれないが、ほかのカメラにはない大きな特徴を持っている。それが、世界最速をうたう連写性能だ。

 これは、記録する画像サイズを小さくすることなく、フル画素の600万画素相当のままで秒間60コマという優れた連写性能だ。しかも、最大60枚までの撮影が可能となっている。

カシオ計算機が3月28日に発売した「EXILIM PRO EX-F1」。1秒間に最大1200コマものハイスピードムービーが撮影できるなど、これまでのコンシューマー向けデジカメの常識を覆す機能を持つ異色モデルだ

 この手のカメラにありがちな「連写を始めるとライブビューが見られなくなり、正確なフレーミングができない」ということもなく、しっかりとライブビュー画像を確認しながら撮影できる。また、連写が終わってから、必要なカットだけを選択して記録するという操作もでき、ムダなカットでメモリーカードがいっぱいになることもない。

 バッファメモリーに画像を一時記録してスロー表示させ、素早い動きをしっかりと確認しながら渾身の1枚を撮影するという「スローライブ」という機能や、シャッターボタンを押す前の画像を最大60枚まで記録しておき、シャッターボタンを押すタイミングが遅れても画像を記録できる「パスト連写」、被写体が撮影しているフレームに入り込んだり、出ていった時の前後を高速連写する「ムーブイン/ムーブアウト連写」など、連写に関する機能はこの上なく充実している。

ズーム時にレンズがせり出さないインナーズーム方式を採用しているため、レンズは最初から長く飛び出ている。液晶モニターは2.8型ワイドで、撮影時に撮影設定が右端に常時表示されるEXILIMシリーズならではのレイアウトを採用する。円形の4方向ボタンの最外周は回転式ホイールとなっている(画像クリックで拡大)

鏡筒部分のリングは電子式で、設定次第でさまざまな機能を持たせることができる。端子カバー内にはHDMI端子を搭載しており、ケーブル1本で大画面テレビと接続できる(画像クリックで拡大)

 連写速度は、秒60コマから秒1コマまで13段階で可変させることができるほか、周囲の明るさに応じて連写速度をカメラが自動的に設定する「AUTO-N」(メモリー容量いっぱいまで連写可能)と「AUTO-H」(最大60枚まで)も設定できる。

 連写モードの切り替えは、ボディー上部に設けられた「連写ダイヤル」で行う。ただし、すべてアイコンで表示されているため、それぞれがどの機能に相当するのかがちょっと分かりにくいのが難点だ。

構えた時に右手の親指が当たる部分には、動画の録画ボタンと撮影モードの切り替えダイヤルを配置する。「HS」がハイスピード撮影、「HD」がHD画質撮影、「STD」が標準画質での撮影だ(画像クリックで拡大)

記録メディアはSDメモリーカード/SDHCメモリーカードを使用する。この製品のキャラクターを考えると、高速記録に対応した大容量メディアを用意したいところ(画像クリックで拡大)