NTTドコモ
NTTドコモ(LG電子製)
PRADA Phone by LG (L852i)

実売価格:9万5000円前後

発売日:2008年6月1日

 ついに、「PRADA」ブランドの携帯電話が日本に上陸した。NTTドコモから発売される「PRADA Phone by LG(型番:L852i)」は、LG電子とファッションブランドのプラダが共同開発し、海外では1年以上前の2007年2月に「KE850」として発売されていたものを、日本向けにブラッシュアップしたものだ。およそ1年前にブランドケータイの事情として、紹介していたが、その後、世界40カ国以上で80万台が販売されているという。黒を基調としたシックなデザインに、タッチパネルによる操作というあたりは、海外モデルと同じだが、赤外線対応などのハードウェアやきちんとiモードやiアプリなどに対応しているといったソフトウェアも含めて徹底してドコモ仕様にまとめられている。そんな“プラダケータイ”ともいうべき、PRADA Phone by LGをじっくりと見ていこう。

PRADA Phone by LGだがタッチパネルなどの仕様が変えられた完全なドコモ版

 PRADA Phone by LGは、ニンテンドーDSの下の画面のように、画面を指やスタイラス(ペン)で触って操作するタッチパネルになっている。通常の携帯電話のような数字キーはなく、前面にある通話ボタンや終話ボタン、クリアボタン、側面にあるマルチタスクボタンなど数個のハードウェアボタンを除き、基本的にタッチパネルで操作する。これは昨年海外で話題となったiPhoneに似ている。実際、海外版「KE850」はiPhoneと同時期に発表や発売がされたので、良く比較されていた。

 ただし、iPhoneやKE850のタッチパネルが静電容量式で指の静電気を利用して操作するのに対し、ドコモ版「L852i」のタッチパネルは感圧式となっており、スタイラスなど、何で画面をタッチしても操作できるようになっている。感圧式に変更された理由としては、国内の携帯電話利用者は指で触って操作することによる画面の汚れを嫌う人が多かったり、ニンテンドーDSによりスタイラスで操作することに慣れているといったことがあるようだ。

 さらに、通信方式がKE850がGSM方式なのだが、L852iは国内で使えるようにW-CDMA/HSDPA方式に変更されている。しかも、HSDPAもカテゴリ8に対応しているので、下りの最大速度が7.2Mbpsとなっている。この他にも、充電やパソコンとのデータ接続を行う外部接続端子がFOMAなどの3Gで共通となるARIB-A IMT-2000になっていたり、赤外線機能が追加されているなど、ソフトウェアも含めて完全なドコモ仕様となっている。このあたりは、LG電子の本気さと技術力の高さを感じ、単なる「PRADA」の名を冠したブランドケータイではないというのが良くわかる。

PRADA Phone by LGの前面はほぼディスプレイのみで、画面下に通話ボタンとクリアボタン、そして、終話ボタンが並んでいる。通話および終話ボタンは操作すると赤く光る(画像クリックで拡大)

裏面には、200万画素カメラとカメラ用ライト、バッテリが搭載されている。白く印字されているLGやNTT DoCoMoなどのロゴが少し安っぽく感じられるのが残念(画像クリックで拡大)

右側面にカメラボタン、上下ボタン、外部接続端子が配置されている(画像クリックで拡大)

左側面に平型イヤホンマイク端子、ロックボタン、マルチタスクボタンが配置(画像クリックで拡大)

上部に赤外線端子およびストラップ穴が配置されている。ストラップ穴は装着や取り外しはしやすいほうだ(画像クリックで拡大)

下部にマイクおよびバッテリカバーを開けるためのボタンが配置されている。バッテリは3.7Vで900mAhとコンパクトボディながら比較的大容量だ(画像クリックで拡大)