管全体を振動させる新開発「バーティカルドライブテクノロジー」搭載

 Sountina NSA-PF1は、従来のスピーカーのような単一指向性ではなく、プラスチックに似た有機ガラス素材を利用した円筒形の管全体を振動させることで無指向性を実現したスピーカーシステム。有機ガラス管から音を出すために、管の下端に配置された4個の加振器をそれぞれ独立して駆動する新開発のシステム「バーティカルドライブテクノロジー」を搭載している。

有機ガラス管下部の柱部分に4個の加振器を設置し、ツイーターを駆動。有機ガラス管は直下にあるミッドレンジユニットの共鳴管としても機能する。本革製スリーブがかけられた部分はアンプ部になっており、最下部にウーファーを備える(画像クリックで拡大)

有機ガラス管下部の柱部分に4個の加振器を設置し、ツイーターを駆動。有機ガラス管は直下にあるミッドレンジユニットの共鳴管としても機能する。本革製スリーブがかけられた部分はアンプ部になっており、最下部にウーファーを備える(画像クリックで拡大)

ソニー オーディオ事業本部 第1ビジネス部門の水倉義博部門長(画像クリックで拡大)

 管をすみずみまで精密に振動させることで、管全体がツイーター(主に高音部を受け持つスピーカーユニット)として働き、素早い音の立ち上がり感と透明感のあるクリアな音を実現しているという。このシステムにより、管を中心に360度へ広がる独自の「サークルサウンドステージ」という音楽空間を実現している。また、「点音源」である一般的なスピーカーに対し、Sountinaは長さ約1mの「線音源」であるため、距離が2倍になると音圧が約6dB減衰する(点音源の理論値)一般的なスピーカーに対し、約3dBほどの減衰で済む(線音源の理論値)という。こうした特徴から、ホールやロビーなどの広い空間に向いており、ソニー オーディオ事業本部 第1ビジネス部門の水倉義博部門長は「300人くらいを収容できるホールでも十分に利用できる」と話す。