松下電器産業

LUMIX DMC-FX35

実売価格:3万6800円

発売日:2008年2月22日


このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・ライバルよりひとまわり広い範囲が撮影できる25mmからの広角ズームレンズ
・撮影設定を軽快に表示&変更できるQ.MENUボタンを新設

 松下電器産業の「LUMIX DMC-FX35」は、同社の人気コンパクト「DMC-FX33」の後継機で、LUMIXシリーズのメインストリームとなる主力モデルだ。ワイド画角を重視した同シリーズだが、FX33では28mm相当からの3.6倍ズームだったものを、25~100mm相当の4倍ズームに一新している。

レンズを25mmスタートにしたうえ、使い勝手も改良

 デザインは、これまでのFXシリーズから続くスタイルを踏襲しており、とても端正でシンプルなもの。2006年8月発売の「DMC-FX07」から約10%ものスリム化を図ったボディーだが、グリップ部分が一番薄く、レンズ部と液晶モニターの部分が張り出した格好になっている。ポリカーボネート樹脂による液晶カバー部分は特に張り出しているので、クロスで画面の汚れをふきやすい。ただし、レンズ面を上にしてテーブルに置いた時には傷が付きやすいというデメリットも考えられる。

LUMIXシリーズのメインストリームといえるFXシリーズの最新モデル「LUMIX DMC-FX35」。好評の広角ズームを、さらに広角側に広げた25mm始まりにするなど、変更点は多い

 この液晶モニターはかなりくっきりとした描写で、発色も鮮やかなのだが、上下方向の視野角が狭く、きっちり正面から見ないと美しく感じられない。ハイポジションで撮影する時などは、設定変更で下方向から見やすくする機能も搭載しているのだが、液晶そのものの視野角を広げてくれた方が操作が煩わしくなくてよいと感じる。パネル自体の解像度は、FX33までの20.7万ドットから23万ドットにアップしているのだが、スペックには現れない使いやすさの部分にもう少し踏み込んでほしかった。

基本的なデザインは、これまでのFXシリーズと変わりない。再生モードをモードダイヤルから独立させ、スライドスイッチにて行うように変更した。カラーバリエーションは、淡めの全5色を用意する(画像クリックで拡大)

 使い勝手の面でも、FX33から大きく進化している。まず特筆したいのが「Q.MENU」の搭載だ。これは、撮影に関するメニューが、ワンボタンで画面上部に横位置のメニューバーとして表示する機能だ。手ぶれ補正、連写モード、AFモード、ホワイトバランスなどが一覧で表示されるので、カメラがどんなセッティングになっているかが一目瞭然で分かる。

 しかも、それぞれの項目は4方向ボタンですぐに設定変更できるので、これまで「LUMIXシリーズは撮影の設定が変更しにくい!」と思っていた人でも、素速いセッティングが可能になっている。

 このQ.MENUは、上位モデル「DMC-FX100」などで搭載されていたが、FX100ではこの機能を呼び出すのにボタンを長押しする必要があったのに対し、FX35では押すとすぐに反応するようになったのも改良点だ。