日本ヒューレット・パッカード

HP 2133 Mini-Note PC

実売価格:
5万9850円(スタンダードモデル)
7万9800円(ハイパフォーマンスモデル)

発売日:2008年6月上旬

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・ミニノートの中ではトップクラスの解像度を持つ8.9型ワイド液晶
・低価格でもWindows Vistaをきっちり使えるスペック
・大きくて入力しやすいキーボード
・5万9850円で買えるコストパフォーマンスの高さ
・安さを感じさせない質感の高いデザイン
・ASUS Eee PC 900
・Everex(CTO) CloudBook
・工人舎 SAシリーズ
・松下電器産業 Let'snote R7

 10型以下の液晶を搭載し10万円を大きく切る激安価格のミニノートパソコンがブームになりつつある。ASUSの「Eee PC」がその火付け役だが、その後、海外メーカーを中心に、このジャンルの製品が登場し、ついに世界最大手のPCメーカーであるヒューレット・パッカード(HP)も参入することになった。

 今回は、5月21日に発表されたばかりのミニノートPC「HP 2133 Mini-Note PC」(以下、HP 2133)をチェックしてみよう。8.9型ワイド液晶搭載のミニノートで、CPUはVIA C7-M、OSはWindows Vistaを搭載する。価格はスタンダードモデルが5万9850円、メモリーを2GB搭載するハイパフォーマンスモデルが7万9800円とかなり安い。

 Eee PCに代表されるコンパクトで安価なミニノートは、安い反面、国内メーカーが発売している20万円前後の携帯ノートに比べ、ボディーの堅ろう性が劣っていたり、CPUやHDDなど基本スペックが低かったりするのが実情だ。また、ボディーが小さいために液晶が小さく解像度も低くく窮屈で、キーボードも小さく操作性はあまり良くない。

 しかし、HP 2133は、アルミとマグネシウム合金による丈夫なボディー、不意の衝撃からHDDを守る3D加速度センサー、8.9型ワイド液晶、フルサイズに近いキーボードを搭載し、ミニノートにありがちな難点を解消している。OSにはWindows Vistaを搭載しながら、価格はハイパフォーマンスモデルでも約8万円と安く抑えられている。こうした点を踏まえて、激安ノートとしての魅力や携帯ノートとしての実力をチェックしてみたい。

 なお、テストしたのは試作機で、製品版とは一部スペックが異なるため、動作に関する評価は参考程度に考えてほしい。

シンプルで質感が高く、堅ろうなアルミボディー

 ボディーはアルミとマグネシウム合金製で、表面はアルマイト処理とヘアライン加工を施している。重さは約1.27kg(3セルバッテリー装着時)で、手に持つとズッシリと感じるが、作りはしっかりしていて堅ろうさが感じられる。具体的な耐加重性能などは明らかにされていないが、それなりに安心して持ち歩けそうだ。

 ディスプレイの周りは黒、それ以外はシルバーでまとめられていて質感が高く、仕上げは細部まで丁寧で安っぽさは感じない。角は丸みを帯びていて余分な突起がなく、引っかかることなくスムーズにカバンに出し入れできるのも良い。

アルミのヘアライン加工を生かした質感の高いボディー。丸みを帯びていて、余分な突起や装飾は少なくフラットでシンプルなデザインだ(画像クリックで拡大)

液晶天板部分にはHPのロゴがつく。角が丸いのでカバンに出し入れする時にひっかかりにくい(画像クリックで拡大)

左から、12.1型液晶搭載の松下電器産業「Let'snote W5」、8.9型ワイド液晶搭載の日本HP「HP 2133 Mini-Note PC」、7型ワイド液晶搭載のASUS「Eee PC 4G-X」。横幅はLet'snote W5よりやや小さい程度で、奥行きはEee PC並みにコンパクトであることが分かる。キーボードの大きさにも注目(画像クリックで拡大)

液晶周囲は黒色で、液晶を明るく見せるようになっている。液晶両脇にはステレオスピーカーを内蔵する(画像クリックで拡大)

液晶ディスプレイのヒンジは、本体下に回りこむように回転する。そのため液晶を開いた時の高さが抑えられている。液晶が開きすぎないようにストッパーがついていて、180度開くことはできない(画像クリックで拡大)