Perfumeの3人。テクノ、フレンチエレクトロをベースにした音楽は玄人にも受けている。またパペット(操り人形)やロボットのような振り付けや、通常のアイドル的な部分と、アキバ的、渋谷系的な部分が、絶妙のバランスでミックスされているのもウケている理由か?(画像クリックで拡大)

 テクノアイドルユニット、Perfume(パフューム)のアルバム『ゲーム』(4月16日発売)が、発売1週目で約15万枚を売上げ、オリコンの4月28日付週間アルバムランキングで1位を獲得した。これは自身初であるばかりか、テクノユニットとしては、世界に衝撃を与えたあのYMO以来なんと25年ぶり、史上2組目の快挙でもある。

 かしゆか(樫野有香)、のっち(大本彩乃)、あ~ちゃん(西脇綾香)の3人組、Perfumeは昨年、自身が出演したNHK・環境リサイクルキャンペーンCM曲『ポリリズム』でブレイクのきっかけをつかんだ。その後、リリースしたシングル『Baby cruising Love/マカロニ』(1月16日発売)もオリコン3位と、着実にファンを広げる中でリリースされたのが、今回のアルバム『ゲーム』である。

 もともと、アイドル好きの間などでは知られていたが、CMでの大量露出などにより『ポリリズム』が世間に浸透するようになると、見た目ではなく彼女たちの音楽性に関心が集まるようになる。アイドル然としたルックスやユニークな振り付けからは想像できないほど、Perfumeの音楽は玄人受けするものだ。キャッチーなメロディーやボーカルから、耳なじみよく感じられるが、よくよく聴けば随所でテクノ~エレクトロの先端を感じさせるかなりコアな部分を持っている。その完成度の高さは、多くの音楽関係者をもうならせるほどで、外見との大きなギャップが彼女たちの最大級の魅力といっていい。

 多くのアイドルユニットが万人受けを狙って親しみやすいポップスを歌うのに対し、Perfumeはデビュー以来ずっとテクノという非常に限られたジャンルで勝負してきた。間口が狭いと思われがちな音楽をやり続けたことで、かえって支持層を広げたことは実に興味深いが、自らの特異な立ち位置については3人も十分自覚しているようで、「ライバルがいないから、ぶっちゃけ、おいしい位置かも(笑)」と語っている(日経エンタテインメント!2008年5月号掲載のインタビュー参照)。