ディスプレイが回転する「AQUOSケータイ」シリーズやスマートフォン、24色取り揃えた「PANTONEケータイ」、さらには「シャア専用ケータイ」など意欲的な携帯電話端末を世に送り出してきたソフトバンクモバイル。 そんな同社が新たに投入したのがインターネットを利用するために作られた携帯電話"インターネットマシン"「922SH」だ。

 922SHは、パソコン向けのインターネットサービスが使いやすくなるよう、小型PCや電子辞書のような横長のディスプレイとフルキーボードを採用している。それでいて中身は立派な携帯電話であり、インターフェースや各種機能に関しては、一般的な携帯電話と同じ感覚で利用できる。この携帯電話ともスマートフォンとも異なる、新しいカテゴリの端末の使い勝手を検証してみよう。

閉じると「一回り大きな携帯電話」、開くと「高級な電子辞書」

 922SHは先に説明した通り、一般的な携帯電話とは異なるコンセプトで開発された端末である。そのため、外観も携帯電話と大きく異なっている。

 閉じた状態では、1.18インチのサブディスプレイとタッチパネルが存在するだけなので、一見すると何をするための端末なのか把握するのは難しいだろう。サイズ的には一般的な折り畳み型の携帯電話を一回り大きくした感じだが、ボディーに高級感があること、厚み17mmと薄型であることから、多くのスマートフォンに比べ持ちやすい印象がある。

 開いてみると、3.5インチの大型ディスプレイにフルキーボードと、さしずめ小型の電子辞書といった印象だ。これだけでも、普通の携帯電話とは明らかに異なる存在であることが理解できるだろう。P905iTVでは「かなり大きい」と感じた3.5インチのディスプレイも、このような形であれば比較的自然に感じられる。

 小型ボディーにフルキーボードを詰め込んでいるため、キーボードによる入力のしやすさを気にしている人も多いだろう。だがキーは意外と大きめで打ちやすく、両手で持って親指でタイプするというスタイルであれば、不自由を感じることはほとんどない。もっとも、記号だけでなく、数字もFnキーを使って入力する必要がある、改行やスペースキーの位置が右下寄りである、など犠牲になっている部分もあるので、多少の慣れは必要だ。

 また、カーソルやYahoo!ケータイ、メールなどのキーが右側に集中しているというのもやや気になった。片手で使うことを想定してのことと思われるが、実際に使ってみると、バランス上、両手で持つ機会の方が圧倒的に多かった。そのため、メニューやマルチタスク関連、ページアップ/ダウンなどのキーは左側に配置した方が使いやすいように感じた。

開いたところは電子辞書のような印象。大型ディスプレイとQWERTYキーボードが目を引く(画像クリックで拡大)

背面部にはサブディスプレイに加えタッチセンサーキーも用意。音声通話の操作はここで行う(画像クリックで拡大)

裏側に搭載されているのは2メガピクセルのカメラのみ。FeliCaは搭載されていない(画像クリックで拡大)

側面部には主に閉じた状態で使用するキーやmicroSDカードスロットを配置(画像クリックで拡大)

キーボードはやや変則的な配置が見られるものの使っていて思いのほか違和感は感じない。上部のキーは主に携帯電話としての操作やアプリケーション起動などに用いられる(画像クリックで拡大)

ワンセグは開いた状態で視聴できる。もちろんアンテナも搭載(画像クリックで拡大)