シグマ
DP1
実売価格:9万9800円
発売日:2008年3月3日
有効画素数 1406万画素(2652×1768×3層)
光学ズーム なし
記録メディア SD(SDHC対応)
撮影可能枚数 250枚
液晶 2.5型(23万ドット)
最高ISO感度 800(1406万画素記録)
●撮像素子サイズ:20.7×13.8mm●最大記録画素数:2640×1760●レンズ焦点距離(35mm換算):28mm●開放絞り値:F4●最短撮影距離:30cm●動画:320×240、30fps●メモリー:なし●バッテリー:専用充電池●サイズ:幅11.33×奥行き5.03×高さ5.95cm●重さ:250g
■DP1の注目ポイント!
・デジタル一眼レフクラスの大型撮像素子を搭載
・28mm相当の単焦点レンズ
・ボディーデザインに合わせたアクセサリー群

 コンパクトデジカメながらデジタル一眼レフクラスの大型撮像素子「FOVEON X3」を搭載するシグマ「DP1」。その大きさは20.7×13.8mmと、一般的なコンパクトデジカメが採用する撮像素子と比べると約7~12倍の大きさに相当するほど。本格的に撮影できるようにマニュアルフォーカス機能やRAW記録などを搭載するほか、色々なアクセサリーを用意するなど、マニア心をくすぐるカメラだ。

 DP1が搭載するFOVEON X3センサーは、大型であること以外に、色情報の取り込み方が一般的な撮像素子とは異なる点でも注目されている。一般的な撮像素子で取り込める色情報は、通常各ピクセルにつきRGBのどれか1色のみ。足りない色情報は演算により求めている。一方、FOVEON X3ではセンサーを3層重ねる仕組みを採用。同一位置でRGBすべての色情報が得られるため、色再現で優れているという。同モデルの撮像素子の有効画素数が1408万画素ながら、2652×1768×3と記されているのは、このような3層構造を採用しているためだ。RGB全色の情報が得られるため、原理的に擬色が発生しないうえ、ローパスフィルターを必要としないので解像力に優れている点も魅力だ。

直感的で分かりやすいが、変更に手間が掛かる操作

撮影モードは、M、S、A、P、オート、動画、音声の7種類とシンプルで、シーンモードを持たない。露出補正専用のボタンを独立して装備するが、ISO感度やホワイトバランスなど、多くの撮影設定はメニューから変更することになる(画像クリックで拡大)

 外観はシンプルで、一見普通のコンパクトデジカメと差は無いように感じる。ただし、一般的なコンパクトデジカメと比べると、厚み、大きさともに大きい部類に入るだろう。ボディーサイズは幅11.33×奥行き5.03×高さ5.95cm、重さは250gと胸ポケットに入れるにはやや大きい。

 直感的で分かりやすい操作系だが、ISO感度やホワイトバランスなどの撮影設定は、メニューの中で変更することになる。迷わず操作できるのだが、ある項目の設定が終わると撮影画面に戻ってしまうので、ほかの設定を変更する場合には、もう一度メニューから変更したい項目に移動しなくてはいけない。撮影設定が15項目と多いこともあり、時間が掛ってしまうのだ。頻繁に変更するISO感度やホワイトバランスなどは、十字キーなどにショートカットがほしかった。

ISO感度設定画面。ISO感度は、オート、100、200、400、800の5つから選択できる(画像クリックで拡大)

ホワイトバランス設定画面。オート、晴れ(5400K)、日陰(8000K)、くもり(6500K)、白熱電球(3000K)、蛍光灯(4100K)、フラッシュ(7000K)、カスタムの8種類を用意する(画像クリックで拡大)

ドライブモード設定画面。1コマ撮影、連続撮影、セルフタイマー撮影(2秒、10秒)がある(画像クリックで拡大)

撮影設定は、ISO感度、画像サイズ、画質、ホワイトバランス、色モード、ドライブモード、測光モード、AFエリア、オートブラケット、デジタルズーム、音声付静止画、コントラスト、シャープネス、彩度、カラースペースの15種類(画像クリックで拡大)

 一方、露出補正とAEロックは、十字キーの左上にそれぞれ専用のボタンがあるので、すぐに使えて便利だ。露出補正は最大±3EV、1/3EVステップで変更できる。また、マニュアル時などのシャッター速度や絞り値の変更は、十字キーの左右ボタンに割り振られている。フラッシュの調光を補正する場合は、十字キーの下ボタンを何度か押して対応する。画面上のフラッシュのマークが黄緑色になれば、調光補正モードに切り替わる仕組みだ。モードダイヤルはシンプルで、M、S、A、P、オート、動画、音声の7種類のみ。シーンモードなどを搭載しないところは、さすがこだわり派のカメラといったところだろうか。そのほかにも、±3EVの露出ブラケット、夜景撮影などに便利な2秒セルフタイマー、約3倍までのデジタルズームなど便利な機能を搭載している。

調光補正画面。調光補正の数値は画面左上に表示される。写真では「-2.0」が補正した数値となる(画像クリックで拡大)

露出補正画面。十字キーの左上に専用ボタンを装備しているので、すぐに対応できて便利だ(画像クリックで拡大)