「土曜夜8時」。TBSは4月からこの時間にドラマ枠を新設する。かつては『8時だョ! 全員集合』が放送されていた枠にドラマをもってくることによって、ドラマ部門のテコ入れをはかる作戦だ。

 その第一弾作品『ROOKIES(ルーキーズ)』のプレミアム制作発表が4月6日、赤坂サカス広場で行なわれた。一般観客を招待し、制作発表の様子をそのままCS放送のTBSチャンネルで生中継するという異例の試み。観客の大半はイケメン俳優ファンの女性たちで、連ドラ初主演の佐藤隆太をはじめ11人のキャストが登場すると会場は大歓声に包まれた。

出演者は赤坂サカスに全員集合?! 『ROOKIES』は毎週土曜19:56〜。初回、4月19日(土)は2時間スペシャルで19:00〜

 『ROOKIES』は1998年から『週刊少年ジャンプ』に連載され、単行本の累計売上が1200万部という人気コミックが原作。夢を見ることの大切さを説く熱血教師が、野球を通じて不良たちを更生させる熱い青春ストーリーだ。

 小学校から高校まで野球をやっていて原作の大ファンだという佐藤隆太は、活動停止状態の野球部の顧問を買って出る新任教師・川藤役。ユニホーム姿で登場し、「ずっとこの役を演じることが夢だったのでとてもうれしい」と語った。

 学ラン姿の野球部員たちは、エースでピッチャーの安仁屋役に『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』など映画出演が相次いでいる市原隼人、小出恵介(映画『恋空』、ドラマ『のだめカンタービレ』など)、中尾明慶(ドラマ『ドラゴン桜』など)、高岡蒼甫(映画『パッチギ!』、ドラマ『交渉人』など)、川村陽介(ドラマ『ごくせん』など)、尾上寛之(映画『魁!!男塾』など)らの若手実力派と、『交渉人〜THE NEGOTIATOR』の少年犯罪者役が印象的だった城田優、『仮面ライダー電王』の主人公で人気を博した佐藤健、『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』にも出演していた五十嵐隼士といった注目の“ルーキー”がズラリと顔を揃える。

 一方、サード平塚役の桐谷健太(映画『クローズZERO』など)は生徒役の中では最年長の28歳。「リアルに高校を卒業したのは10年前。先生の佐藤隆太さんと同い年なのに学ランを着ることになるとは」と会場の笑いを誘っていた。

 会見には登場しなかったが、女優陣は吹石一恵、村川絵梨、綾瀬はるか(友情出演)が華を添える。

 また、Yahoo!JAPAN と提携し、インターネットを通じてマドンナ役のオーディションを行なうという試みもあり、最終選考に残った6人が登場。12万票もの投票によって選ばれた高山都には主演の佐藤から花束と激励の言葉が贈られた。

 「視聴者参加型ドラマを目指す」というだけあって、ほかにもユニークな試みがいくつか用意されている。Yahoo!と連動で行なうもうひとつの企画は、番組で使用した衣装や小道具をYahoo!オークションを通じて販売し、収益をチャリティーに寄付するというもの。ピザーラから野球ボールに見立ててトッピングしたピザが発売されるほか、野球部員が着用しているものと同じデザインのTシャツがライトオンで販売されるなど、さまざまなコラボ企画が予定されている。

 原作コミックは実在の阪神タイガースの選手の名前がキャラクターの名前に使われていることもあり、野球選手の愛読者も多い。この日も、日本ハムのルーキー・中田翔やニューヨーク・ヤンキースの井川慶ら、多数の有名選手が応援のコメントVTRを寄せた。ルーキーズのキャストによるプロ野球の始球式ジャックも予定されているという。

 TBS の気合が感じられる『ROOKIES』、果たして特大ホームランの打ち上げ!となるかどうか。

(文/萩原まみ)