「“女の市場価値は35歳からどんどん下がっていく”、そんなバカな!」
4月11日(金)22時にスタートするTBS系金曜ドラマ「Around40〜注文の多いオンナたち〜」で主演を務める天海祐希が、ドラマでショックを受けたセリフがこれだ。
同ドラマは、現代を生きるアラフォー世代(40歳前後)が、仕事や恋愛、結婚、出産、育児を考えたときに直面する選択の苦悩や葛藤を、ときにコミカルに、ときに切なく描くドラマ。アラフォー世代を代表して天海祐希が、40歳を目前に控えた39歳独身女性を演じる。脚本家は『僕の生きる道』の橋部敦子、プロデューサーは『花より男子』『華麗なる一族』を手がけた瀬戸口克陽。2008年4月7日(月)、都内で同ドラマの制作発表が行われ、会場には今回がTBS初出演となる主演の天海祐希ほか、藤木直人、大塚寧々、筒井道隆、松下由樹ら豪華出演陣が顔をそろえた。
制作発表に登場した豪華出演陣。写真左から、大塚寧々、松下由樹、天海祐希、藤木直人、筒井道隆。
『Around40〜注文の多いオンナたち〜』(TBS系)
4月11日(金)スタート 22:00〜22:54
(初回は15分拡大 22:00〜23:09)
主題歌『幸せのものさし』竹内まりや
アラフォーとは、ドラマタイトルにも使われている“アラウンド40”の略語で、35歳から45歳の女性を指す造語。アパレル(ファッション)業界が、現在30歳前後の女性を総称して呼んだ「アラサー」から派生して作られた言葉だ。アラサーは、ポケベル、ルーズソックス、茶髪、プリクラといった流行を作り出したコギャル世代を指し、消費サイクルが早く、社会に出て購買力が増していることから注目されている。
一方、アラフォーは、80年代に青春を送り、10代終わりに『男女雇用機会均等法』が施行され、バブル絶頂期に就職活動時期を迎えた世代。産休や育児休暇などの制度が普及し、女性の社会進出が活発になるなど、新しいライフスタイルを確立してきた。また、その後も、新しい価値観をもった「新人類」と呼ばれたり、「負け犬」とやゆされたりと、時代の象徴を担ってきた世代とも言える。しかし、多様なライフスタイルや価値観が認められた分選択肢が増え、仕事、結婚、出産などに対して、迷いが多い世代とも言える。
「Around40〜注文の多いオンナたち〜」は、この“迷い”に焦点を当てたドラマだ。番組制作にあたり、2008年、現在のアラフォー世代延べ500人近くに取材を敢行。同世代が何に悩み葛藤しているかを調査するなど、共感を得るためのストーリー作りを徹底して行ったという。しかし、40歳前後の女性が抱く苦悩や葛藤など、ともすればこれらのテーマは暗くなりがちだ。その点を察したのか、瀬戸口プロデューサーは「自分がないものを嘆いているよりも、自分が持っているものを見つめなおし、大切に思って生きていくほうがよっぽど素敵な人生である」と、ポジティブな考えが同番組の裏テーマであることを会場で明かした。そして、アラフォー世代が苦しみながらも前向きに生きていく姿を通じ、毎週金曜の夜に放送される同番組を見た視聴者が、来週も頑張ろうと思える温かいドラマを作り上げたいと熱く述べた。
冒頭、ショックを受けたセリフに対して怒りをあらわにした天海。しかし、「このドラマをやってどんどん(市場価値を)上げていきたいと思っています。35歳以上の皆さんぜひ一緒に頑張りましょう」と、主演として共演者のみならず、世の中のアラフォー世代を引っ張っていく意気込みを見せた。自身も40歳となる天海祐希が、等身大の女性を演じる新ドラマに期待だ。
(河西隆之=nikkei TRENDYnet)











