富士フイルム
FinePix F100fd
実売価格:4万4800円
発売日:2008年3月15日
有効画素数 1200万画素
光学ズーム 5倍
記録メディア xD、SD(SDHC対応)
撮影可能枚数 230枚
液晶 2.7型(23万ドット)
最高ISO感度 12800(300万画素記録)
●CCDサイズ:1/1.6型●最大記録画素数:4000×3000●レンズ焦点距離(35mm換算):28~140mm●開放絞り値:F3.3~F5.1●最短撮影距離:5cm●動画:640×480、30fps●メモリー:内蔵(57MB)●バッテリー:専用充電池●サイズ:幅9.77×奥行き2.34×高さ5.89cm●重さ:170g
■FinePix F100fdの注目ポイント!
・コンパクトな光学5倍ズームモデル
・広角側28mm相当からのワイドズーム搭載
・CCDシフト式の手ブレ補正機能
・従来比4倍のダイナミックレンジ
・最高感度ISO12800

 ダイナミックレンジを従来比4倍にまで広げたことで注目を浴びている「FinePix F100fd」。本機は、同社のデジタルカメラ「FinePix」の誕生10周年記念モデルとして発売された。高機能コンパクト「FinPix F」シリーズの最新モデルで、「FinePix F50fd」の上位機に当たる。

 撮像素子には有効1200万画素となる新開発の「スーパーCCDハニカムVIII HR」を搭載。同じく新開発となる画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」との組み合わせで、従来比4倍となるダイナミックレンジを実現した。白飛びや黒つぶれに強くなったほか、最高ISO感度も向上。フル画素記録ではISO3200までに対応し、記録画素数を300万画素に限定すれば、最大ISO12800までの高感度撮影も可能だ。顔認識機能「顔キレイナビ」の機能向上も見逃せない。顔の検出速度が速くなったほか、検出範囲を拡大している。搭載レンズは、広角側28mm相当からはじまる光学5倍のズームレンズ。液晶モニターは、2.7型を採用した。ボディーカラーは、ブラックとダークシルバーの2色を用意する。

ブラック(左)と、ダークシルバー(右)のカラーバリエーションを用意(画像クリックで拡大)

従来モデルからデザインを大幅に変更

デザインを従来から大きく変更。中央に向かってボディーが薄くなっていく「ナローシェープデザイン」を採用し、グリップ性能が向上した(画像クリックで拡大)

 従来モデルのF50fdと比べると、デザインやボタン配置などを大幅に変更している。F100fdでは、ボディー中央に向かって薄くなっていく「ナローシェープデザイン」を採用。見ため以上にしっかりとしたグリップ感があり持ちやすい。また、従来まで装備していたモードダイヤルを廃止したことで、背面の操作系がすっきりとした。なお、モードダイヤルで切り替えていた撮影モードは、新たに装備されたホイールダイヤルで設定することになった。ボタン類が丸型から長細いボタンに変わったのも本機の特徴。シャープでよりシンプルなデザインに統一された。

 デザインはシンプルになったものの、操作はやや複雑化してしまった。モードダイヤルの廃止は、その顕著な例だ。モードダイヤルでは、直感的に撮影モードを切り替えられたが、ホイールダイヤルを使った操作では若干時間が掛かってしまう。撮影モードはメニューから切り替えるのだが、メニューにはシーンモードや撮影設定などが連続して20個近く入っている。そのため、ホイールダイヤルを回しながら自分の設定したいモードを見付けるのに時間がかかってしまうのだ。

 また、露出補正やホワイトバランスを変更する際に、毎回メニュー画面から「撮影メニュー」を選択しなくてはいけないのには不便を感じる。特に露出補整は、使いたいときにすぐ使えないと困るため、ぜひボタンでの直接操作ができるようにしてほしい。ISO感度、ダイナミックレンジ、記録画素数、FinePixカラーなどの変更は、「フォトモード(F)ボタン」で変更できるので便利だ。ただし、撮影に関する設定メニューが、「撮影メニュー」と「フォトモードメニュー」の2つあるため、使い始めは正直少々混乱してしまった。

新たにホイールダイヤルを装備。メニューや撮影モードはホイールダイヤルを回転して選択することになる(画像クリックで拡大)

メニュー内には、約20種類のシーンモードや撮影設定がある。数が多いため、ホイールダイヤルで選択する際には若干時間がかかってしまう(画像クリックで拡大)