コルグ「KAOSSILATOR」(実売価格1万9800円)。一般的なシンセサイザーで採用している鍵盤はなく、演奏は黒いパッドに触れて行う(画像クリックで拡大)

 2007年末にコルグが発売した手のひらサイズのシンセサイザー「KAOSSILATOR(カオシレーター)」(実売価格1万9800円)が、じわじわと話題を集めている。発売から4カ月を過ぎた現在でも入手は困難で、1カ月待ちがザラという状況だ。確かに、片手で簡単に持ち運べる携帯性の高さと、単3型電池4本とイヤホンさえあればどこでも演奏できるという簡易性は、これまでのシンセサイザーにはないものだ。しかし、それだけではここまで人気が上がるはずがない。実はKAOSSILATOR最大の魅力は、敷居の低い操作性にある。普段楽器に触れることのない人でも、3時間もいじれば曲らしきものができてしまうのだ。

アウトプットはL/Rのピンジャックとヘッドホン端子のみ。USB接続口、メモリーカードリーダーなども用意していない。写真右端はACアダプター用コネクター(画像クリックで拡大)

背面の電池ボックス。単3形電池4本で約5時間稼動する。エネループのような充電池を使ったほうが経済的だ(画像クリックで拡大)

 KAOSSILATORの基本的な操作はいたって簡単。本体中央にある黒く四角いパッド部分に指で触れれば音が鳴る仕組みだ。その際、パッドの横方向で音の高低を、縦方向でエフェクトなどによる音色の変化を調整できる。つまり、指をパッドの上ですべらせるだけで、さまざまに変化していく音を楽しめるのだ。KAOSSILATORは、リード系シンセ音を20種類、ピアノなどのアコースティック系を10種類、低音のベース系を20種類、効果音系を20種類、そしてドラム系20種類の音色に加え、さらにコード系を10種類、リズムパターンを10種類搭載している。