2008年3月14日、東京の渋谷マッスルシアターにて、漫画「北斗の拳」の生誕25周年記念プロジェクト「HOKUTO 7 PROJECT」が発表された。会場には、原作者の武論尊氏と作画者の原哲夫氏、そして当時同漫画の担当編集であり、現在、北斗の拳の過去を描いた物語「蒼天の拳」の編集を担当するコアミックスの堀江信彦代表取締役が登場。連載当時の状況を振り返りつつ、25周年を迎えた「北斗の拳」の新プロジェクトに対する思いを語った。

写真左3人目から、クリスタルキングのムッシュ吉崎氏、原作者の武論尊氏、作画者の原哲夫氏、コアミックス代表取締役の堀江信彦氏、マッスルミュージカル総合プロデューサー樋口潮氏。両脇には、マッスル・ファイターとともに、北斗の拳の主人公「ケンシロウ」(左)、「ユリア」(右)の人形が並んだ。背後にたたずむのは、25周年にちなみ25段分積み上げられた「モンスターボックス(巨大跳び箱)」(画像クリックで拡大)

 「HOKUTO 7 PROJECT」と題された新プロジェクトは、北斗七星の数にちなんだ以下の7つ。映画、アニメ、アート、イベントなど、あらゆるメディアを通じ、25周年を迎えた「北斗の拳」を新たに創造する。

OVA「真救世主伝説 北斗の拳 トキ伝」

 3月26日に発売を予定しているオリジナルビデオアニメ(OVA)。同作品は、「ラオウ伝 殉愛の章」「ユリア伝」「ラオウ伝 激闘の章」に続く、「真救世主伝説シリーズ」の4作目にあたる。哀しき宿命を負った北斗次兄「トキ」を主人公に据え、実兄である「ラオウ」との幼き日の約束を果たそうと決意したトキの物語を紡ぐ。堀江氏によれば、全編にわたり音楽をフィーチャーしており、耳でも楽しめる作品に仕上がったという。

映画「真救世主伝説 北斗の拳 ZERO ケンシロウ伝」

 今秋、劇場公開を予定している「真救世主伝説シリーズ」の最終章。「北斗の拳」の主人公である、ケンシロウがなぜ自らの宿命に覚醒したのかの謎を解く。原作にはない、ユリアをシンに奪われてから後、リンに出会い自らの宿命に覚醒するまでの空白の期間を描く。

ファン感謝イベント「帰零祭」

 北斗の拳が連載を開始した9月13日に行われるファン感謝イベント。25周年を迎えた今年、原点回帰をテーマにライブや映像試写会などを行う予定。

アニメ「天の覇王 ~ 北斗の拳 ラオウ外伝 ~」

 「北斗の拳」の主人公であるケンシロウ宿命の強敵、ラオウの若き日の作品。本編では描かれなかった黒王号との出会いや、実弟トキのカサンドラ幽閉の真相などをラオウの視点で描く。作画には、武論尊、原哲夫の両氏をうならせた長田悠幸氏を迎え、2008年秋の完成を予定している。

コラボレーション「7☆Artist」

 独自の世界観を持つアーティストと、「北斗の拳」によるコラボレーション。デザイナー、画家、イラストレーターなど、多彩なジャンルで活躍する7人のアーティストが、北斗4兄弟を独自の視点で再構築して作品を発表する。原哲夫氏の元に集ったのは、キタイシンイチロウ(DEVILROBOTS)、井上文太、広瀬総士、マッドバーバリアンズ、文原聡、Urata Spancall、天明屋尚の7つの星だ。

「DD北斗之拳」

 北斗の拳のキャラクターが現代に登場!? 吉祥寺を舞台に、2頭身に姿を変えた北斗神拳伝承者がコミカルな会話を繰り広げる。手がけるのはデザイナー集団「BLACK-BOX!」。北斗の拳に新しい風を吹き込めるのは彼らだと、原哲夫氏が唯一認めた作品だ。

マッスルミュージカル×北斗の拳

 「マッスルミュージカル」と「北斗の拳」の夢のコラボレーションが実現。世紀末的な世界観の中、マッスル・ファイターが「闘気」「筋肉」「愛」を奏でる。2008年冬公演開始予定。