レノボ・ジャパン

ThinkPad X300 647612J

実売価格:34万6500円

発売日:2008年2月26日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・13.3型ワイド液晶モデルとしては薄くて軽いボディー
・1440×900ドット表示対応の高解像度液晶ディスプレイ
・「ThinkPad Roll Cage」構造などによる高い堅ろう性
・アップル MacBook Air
・ソニー VAIO type S
・デル XPS M1330

 レノボ・ジャパンのノートパソコン「ThinkPad」シリーズに、13.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「ThinkPad X300」(以下、X300)が加わった。2008年2月26日の正式発表の前から、海外のWebサイトで「レノボが13.3型ワイド液晶を搭載した超薄型のThinkPadを発表する」との情報が流れ、アップルの超薄型ノートパソコン「MacBook Air」のライバルとして大きな注目を集めていた。蓋を開けてみると、MacBook Airよりは厚いものの、MacBook Airにはない光学ドライブを内蔵して、厚さ18.6~23.4mmというThinkPad史上最薄を実現していた。

 日経トレンディネットでは、出荷開始前の試作機を入手したので、レビューをお届けする。試したマシンのスペックはCore 2 Duo SL7100(1.20GHz)に1GBのメモリー、64GBのSSDを搭載した「647612J」(保証1年)および「647816J」(保証3年)に相当するモデルだ。

持つと分かる薄さと軽さ

 まずは外観から見ていこう。パッと見はほかのThinkPadと同じ黒くて四角い。天板と底面は、ゴムのような手触りの「ラバー塗装」が施されている。見た目は皮革のような高級感があり、触った感触は心地いい。天板にはLenovoロゴとThinkPadロゴが付けられている。

 X300の一番の見所はボディーの薄さだ。13.3型ワイド液晶ディスプレイと光学ドライブを搭載しながら18.6~23.4mmの薄さを実現している。薄くできた理由は、LEDバックライトと7mmのスリムな光学ドライブを採用した点が大きいと考えられる。LEDバックライトはスリムなノートパソコンの多くに採用されおり、MacBook Airも採用している。7mmのスリムドライブは東芝の「dynabook SS RX」シリーズと同じ松下製のものを搭載している(ただし、接続方法が異なる)。

 MacBook Airのように、ボディーの四辺に向かって滑らかにカーブを付けて“薄く見せる”工夫はない。ThinkPadらしさが強く感じられる所だ。しかし手に持ったり、脇に抱えたりするとその薄さが実感できる。

 フットプリントは318×231mm(幅×奥行き)。東芝の「dynabook SS RX」やNECの「LaVie J」など12.1型ワイド液晶ディスプレイを備えた機種よりも横幅が26~38mm、縦幅が15.2~24mmほど広い。重量は標準の3セルバッテリーを装着して約1.42kg。数字だけ見ると特に軽いという訳ではないが、光学ドライブを内蔵しないMacBook Airが約1.36kgであることを考えると、決して重い訳ではない。黒くて四角い外観からは重厚さを感じるためか、実際に手に持ったときは1.42kgという数字以上に軽く感じる。

天板は見た目が皮革のような高級感のある「ラバー塗装」を施している。Lenovoロゴは控えめなブラックで、ThinkPadロゴはほかの機種と同じシルバーと赤(画像クリックで拡大)

光学ドライブを搭載しながら18.6~23.4mmの薄さを実現。MacBook Air登場の後だけに驚くほどの薄さではないが、実際に手に持ったり脇に抱えると薄さを実感できる(画像クリックで拡大)