富士フイルム

FinePix S100FS

実売価格:9万5000円

発売日:2008年2月23日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・FinePixシリーズで唯一、PROVIAやVelviaなどのフィルムの色再現が行える「フィルムシミュレーションモード」を搭載
・最大400%まで設定できるダイナミックレンジ拡張機能
・広角28mmから400mmまでをカバーする光学14.3倍ズームレンズ
・どんなシーンでも便利な光学式手ぶれ補正機構
・上下に角度が変えられる2.5型液晶モニター

 富士フイルムの「FinePix S100FS」は、同社のデジタルカメラ「FinePix」誕生10周年記念モデルとしてリリースされた、ネイチャーフォト(自然写真派)向けの高倍率ズームレンズ搭載カメラだ。

“ネオ一眼”スタイルのボディーに、こだわりのパーツを凝縮

 注目すべき機能や装備は多いが、なかでも目を引くのが、同社独自のハニカム配列構造によるCCDセンサー「スーパーCCDハニカムVIII HR」だ。有効画素数は1110万画素と驚くべき数字ではないが、サイズが2/3型と、近ごろのコンパクトデジタルカメラの中ではかなり大きめとなっている。

 このセンサーと、画像処理エンジン「リアルフォトエンジンIII」の組み合わせにより、ダイナミックレンジが従来比で約4倍まで広くなり、明暗差の多いシーンでも忠実な再現を可能にしているという。

デジタル一眼レフ似ながらレンズ交換には対応しない「ネオ一眼レフ」スタイルを採用する「FinePix S100FS」。明るい高倍率ズームレンズや可動式液晶モニターを搭載することから、重量や大きさは意外にある。操作ボタンの数も多く、ある程度デジタルカメラを扱い慣れた上級者向けの製品といえる

 レンズは、35mm判換算で28~400mm相当となる光学14.3倍ズームレンズを搭載する。また、レンズを動かしてブレを打ち消す光学式手ぶれ補正機構も備えるなど、レンズ周りのスペックはかなり強力なものとなっている。

 液晶モニターは2.5型・23万画素と標準的だが、上下に角度が変えられる可動式になっており、横位置撮影であればハイポジションやローポジションでも画像の確認が容易だ。液晶ビューファインダー(EVF)は0.2型・20万画素で、液晶モニターとは1ボタンで表示が切り替えられる。

基本的なスタイルはデジタル一眼レフと同じうえ、本体を持つと剛性感が伝わるため、撮影はストレスなく行える。液晶モニターは上方向だけでなく下方向にも角度が付けられるため、高いアングルでの撮影も容易だ

 本機を手にすると、まずガッシリとした造りに満足感を覚える。ちょっと大き目のグリップは指がかりもしっかりしており、ホールド性も十分だ。

 さらに、ボディーからレンズにいたるまで、手に触れる部分はしっかり握ってもきしみや華奢な印象が感じられず、入門クラスのデジタル一眼レフカメラと同等か、それ以上の高品位感がある。

 ただし、高性能なレンズを搭載していることもあってか、標準ズームレンズを取り付けた入門クラスのデジタル一眼レフよりはボディーが大きめだ。重さに関しても、バッテリーとメモリーカードを含めた実使用状態では約968gにもなる。