春――。進学、進級のシーズンを向かえ、「そろそろ我が子に学資保険を」と考えている親も多いのではないか。その一方で、「まだ小さいから、もう少し大きくなってからでいい」と、現段階ではまだ必要ないと判断している親もいるかもしれない。

 だが、全般に学資保険に加入するタイミングは意外に早い。富国生命保険によると、「加入時期の平均は出産後約2.6カ月。8割以上の人が出産当月から半年以内に加入している」という。

 自分の子供が私立の小学校に入学した場合。入学金約30万円、1年間の授業料50万〜100万円。そのほかにも施設設備資金や教材費などが必要になる。ざっと見積もっても1年間に100万円以上のお金がかかるのだ。

 さらに家計支出に占める育児費用の割合である“エンジェル係数”を見ると、第一子では小学校4〜6年の家庭で26%、中学生で30.1%、高校生で35.6%と、子供の成長とともにどんどんと高まっていく(野村證券「家計と子育て費用調査」による。調査は2007年7月実施)。そうした状況を見れば、教育資金の準備は「早ければ早いほどいい」といえる。

 教育資金を蓄えるには自分で積み立てていく定期預金、給料から引き落とされる一般財形貯蓄など、様々な手段がある。その選択肢の一つが学資保険だ。

 学資保険とは、将来必要になる教育費の貯蓄と医療保障を目的とした保険。例えば、掛け金の支払人である親が亡くなった場合、その後の保険料が免除される。学資保険の種類によっては、被保険者である子供が病気やケガで入院した場合や死亡時に保険金が受け取れるものもある。こうした点が、通常の預金とは大きく異なる。扱う保険会社によって、学資保険のほか、「こども保険」と名付けられた商品もあるが、基本的な内容は同じだ。