『テニスの王子様』や、現在放送中の『アイシールド21』など、アニメ枠として定着している、テレビ東京の水曜19時枠。この枠で20年ぶりとなる実写連続ドラマ『ケータイ捜査官7』が2008年4月2日よりスタートする。

 特筆すべきは、ドラマ枠への変更だけではない。実は、この作品、『たまごっち』の生みの親であるウィズと、アニメ『攻殻機動隊』シリーズのプロダクション・アイジーに加え、ソフトバンクモバイルなど5社による異色のプロジェクトとなっているのだ。

 そのストーリーはというと――高校1年生の綱島ケイタ(窪田正孝)は、ある日、工事現場で発生した工作機械の暴走事件に遭遇してしまう。そこに現れたのは、サイバーテロを取り締まる組織「アンダーアンカー」のエージェント・滝本壮介(津田寛治)。そして、滝本と一緒にいたのは、手足を持ち自ら動き回ることができる“携帯電話”だった――。

 ドラマの要を担うのは、このロボット型の携帯電話「フォンブレイバー」だ。アンダーアンカーのエージェントは、バディ(相棒)となる「フォンブレイバー」と行動を共にし、事件の解決にあたる。冒頭の事件をきっかけに、滝本のバディであった「フォンブレイバー・セブン」は、新たにエージェントとなったケイタのバディとして、現代にはびこるサイバーテロに立ち向かっていく。

『ケータイ捜査官7』2008年4月2日(水)19時スタート・テレビ東京系6局ネット(画像クリックで拡大)

 企画を手掛けたのは、『たまごっち』を世に送り出したウィズ。5年前、ウィズの横井昭裕社長は、「携帯電話が変形してロボットになる」というアイデアを基に、商品化の可能性を探ったが、「おもちゃの世界では、このアイデアは、たいしたことない」として、実現に至ることはなかった。

ウィズの横井昭裕社長「私の想像を超えるクオリティーに仕上がった。子供から大人まで、日本中、世界中の人に楽しんでもらえるエンタテインメントを目指したい」(画像クリックで拡大)

 そして2年前、横井氏は現代にふさわしい新たなロボット像を考える中で、『鉄腕アトム』や『ドラえもん』のような、人間の“相棒”となるロボットとして、現代人にとって最も身近な存在である携帯電話を結び付けた。これが、今回のコンセプトとなる“バディ携帯”の原点だ。