1泊2日の大阪出張。翌日は大事な得意先回り。かといって替えのスーツを持っていくのはかさばる。何とかなるだろうと、下着とワイシャツの着替えだけを鞄に入れていけば、あいにくの雨にたたられ、ホテルにチェックインする頃にはスーツがシワだらけに…。シャツだけを着替えたところで、ヨレヨレな感じはぬぐえない。仕事ができなさそうなイメージだ。替えのスーツを持ってこなかったことを後悔する。

 社会人になって何回か経験する失敗だろう。服装の印象は大きい。おしゃれは必要ないとしても、相手に不快感を与えるようでは商談が成立しない。今回お伝えするのは、着替えがなくても、何とか済ませられるテクニックだ。

 筆者が先輩記者から教わったのは、バスルームにスーツを吊るす方法。脱いだらクローゼットにしまい込まず、浴そうに熱い湯をためて、スーツをハンガーにかけて干す。スチームアイロンをかけるのと同じ効果で、30分もすれば、たいていのシワは伸びてしまう。先輩は航空会社の客室乗務員から教わったというから、古くから実践されている方法なのかもしれない。ただし注意したいのは、当然のことながらスーツをうっかり落下させないようにすること。また、長時間そのままにしておくと、ズボンのクリース(折り目)までなくなってしまうので、ベッドに入る前に済ませておきたい。

 ホテルのランドリーサービスも利用価値が高い。ホテルによって異なるが、ズボンのプレスのみなら、夜9時までにお願いすれば、当日中に仕上げてくれる特急サービスがある。部屋から電話をすれば取りに来てもらえ、作業が終了すれば届けてもらえる。スーツ以外の着替えを持ってきていなくても、部屋を一歩も出ずに済むので問題がない。事前にどんなランドリーサービスがあるかを調べておけば、宿泊時にあわてなくて済む。ただし、宿泊料金が安めのホテルでは、ランドリーサービスがない場合が珍しくない。あったとしても自分で窓口まで持ち込まなくてはいけないことさえある。

ズボンの折り目(クリース)が消えかかったときはランドリーサービスを利用するといい。特急仕上げがあることも(画像クリックで拡大)