「チタンフラットロードEB」は、フラットバーハンドルと細身のタイヤ、油圧ディスクブレーキを装着したスポーティーなスタイル(画像クリックで拡大)

 電動アシスト自転車は、バッテリーとモーターを搭載してペダルを踏む力をアシストしてくれる自転車。最近は価格も5万円台からと手ごろになり、坂の多いエリアで重い荷物を運ぶには便利な乗り物。どちらかといえば、主婦が買い物に使う“ママチャリ”というイメージが大きい。

 ところが、軽量なチタンをフレームに使い、ユーザーの好みに合わせてカスタマイズが可能という、プレミアムタイプの電動アシスト自転車が登場した。それが、パナソニックサイクルテックと松下ネットワークマーケティングが共同で開発した、カスタマイズ電動アシスト自転車「チタンフラットロードEB」だ。

 従来の電動自転車のフレームにはアルミが主に使用されているが、チタンフラットロードEBは、航空機などに用いられるチタン合金を用いた。さらに応力解析を行うことによって、総重量15.7kg(5Ahバッテリー、フレーム430mmサイズ、スポーツサドルの場合)と軽量化設計に成功している。“ママチャリ”型の電動アシスト自転車の重量が、かご付きの通常タイプで20kgを軽く超えるのを考えると、圧倒的な軽さだ。

軽量チタン合金のフレーム。身長に合わせて選べるように、530mm、480mm、430mmの3タイプを用意する(画像クリックで拡大)

 チタン合金は振動を吸収する特性があるため、乗り心地もより快適になった。また耐環境性にすぐれた材料のため、従来の製品に比べ長期間の使用が可能になるという。リア側に外装8段変速機を搭載し、タイヤは細身で走行抵抗が小さい「26×1.25HE」サイズを装着。ブレーキは軽く引くだけで高い制動力を持つ、油圧ディスクブレーキを採用している。

 気になる価格は58万5000円からで、カスタマイズの内容によっては70万円を超える。これだけ高価な自転車を、いったい買うのが誰かと気になるところだが、「経営者や医者、弁護士などの富裕層や、健康意識やスポーツへの関心が高い団塊世代をターゲットに考えている」と、パナソニックサイクルテックの梶川陽二社長は語る。