ケーキにフォークを入れたとたん、中からダイヤの指輪がポロリとこぼれ落ちる。「結婚しよう」。

 女性が憧れる、このシチュエーションを現実のものとするケーキが商品化されるという。ブライダルジュエリー専門店「アイプリモ」が発売する、文字通り「プロポーズケーキ」だ。このプロポーズケーキ、いったいどんなものなのか。

 今回の商品は、アイプリモと東京・銀座8丁目にあるパティスリー「ギンザ マルキーズ」とのコラボレーションで生まれたもの。2月18日から予約を受け付け、3月14日のホワイトデーに発売する。アイプリモで婚約指輪を購入した客のみが、このプロポーズケーキを購入できる。

 商品化の背景として、晩婚化と“地味婚”化が進み、ブライダルジュエリーを贈らない男性も増えているという。アイプリモでは、プロポーズの仕方などを紹介したWEBサイト「メンズアイプリモ」をオープンするなどして、男性のプロポーズを支援する取り組みにも力を入れており、プロポーズケーキもその一環として企画されたものだ。「『プロポーズの際にはお姫様気分を味わいたい』というのが女性の本音。それならばと商品化に踏み切った」(アイプリモ)という。

紹介状を持ってパティスリーへ
指輪はケーキまみれにならない?

 ケーキを買う手順は、まずアイプリモで婚約指輪を購入。「プロポーズケーキ作成」の紹介状を持ってギンザ マルキーズに行き、ケーキを選ぶ。後日、出来上がったケーキを取りに行くという具合だ。花束やウェディングドレスのフリルをイメージした「フラワー」(9450円)、フランスではウェディングケーキとしてポピュラーなクロカンブッシュをイメージした「ツリー」(8400円)、チョコレートでできたハート型の「ハート」(7350円)の3種類から選べる。

「プロポーズ フラワー」(9450円)。直径18センチの板チョコの上には、ピンクの花びらのようなチョコレートで彩られた直径15センチのケーキ。天辺をつまんで外し、空洞部分に指輪を忍ばせる(画像クリックで拡大)

「プロポーズ ツリー」(8400円)。クロカンブッシュは通常シュークリームを積み重ねるが、今回は「ギンザ マルキーズ」の人気商品「エクレール」を積み重ねている。1段目をつまんで外し、2段目の空洞に指輪を忍ばせる。ホワイトチョコの土台は12センチ、エクレア部分は8センチ前後で4段(画像クリックで拡大)

 指輪をケーキに忍ばせるとすると、いろいろと疑問が浮かぶ。指輪がケーキまみれにならないのか。そして、ガリっと噛んでしまうことはないのか。「材料に混ぜ込んで焼いているわけではないので、ガリっと噛んでしまったとか、生地まみれになることはありません」(アイプリモ)。指輪はケーキ購入後、自分でセットするのだが、「フラワー」「ツリー」には直径4センチ×高さ3センチ程度の空洞があり、上の部分を手でつまめば簡単にセットできる。「ハート」はハート型のフタを開けて置くだけだ。

 そしていよいよ…。

事前に空洞部分に指輪をセットする。フタをすれば全く分からない(画像クリックで拡大)