ASUSTeK Computer

Eee PC 4G-X

実売価格:4万9800円

発売日:2008年1月25日

このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・4万9800円という圧倒的な低価格
・1kgを切る軽量小型ボディー
・記憶媒体に4GBのSSDを採用
・工人舎 SA5SX04A
・松下電器産業 Let'snote R7

 ASUSTeK Computer(ASUS)が2008年1月25日から日本で発売を開始した「Eee PC 4G-X」が注目を集めている。海外では複数の国や地域で昨年から販売を開始しており、既に30万台以上を売り上げる大ヒットとなっている。注目の理由は何と言ってもその価格だ。OSにWindows XP Home Editionを備えた日本向けモデルの実売価格は驚きの4万9800円。

 Eee PC 4G-Xは7型ワイド(800×480ドット)液晶を搭載するA5サイズの小型携帯ノート。同社ではノートパソコンという製品カテゴリーではなく、インテルが提唱する「MID(モバイル・インターネット・デバイス)」という位置付けで日本展開する。

 重量は約920g、バッテリー駆動時間はカタログ値で約3.2時間。CPUの詳細は非公表で、カタログなどには「インテル モバイル」と記されている。メモリーは512MB、記憶媒体にHDDの代わりにフラッシュメモリーである4GBのSSD(Solid State Drive)を採用。仕様は一部独特だが、1kgを切る携帯ノートが5万円以下で手に入れられるのだから、ヘビーモバイラーでなくとも気になる人は多いはずだ。

 しかし、果たして5万円の携帯ノートはちゃんと使えるのか? 実際の使い勝手はどうなのか? どんなユーザーに向いているのか?実機を使ってそうした点を徹底的にチェックしていきたい。

日本向けモデルのOSはWindows XP

 海外で絶大な人気誇るEee PCだが、海外モデルはOSにASUSがカスタマイズしたLinuxを搭載している。同OSは非常に評価が高く、ネット上では日本でもLinux版での登場を期待した人が多かった。しかし前述の通り、日本向けバージョンはWindows XP Home Editionを採用し、本体のストレージ容量の少なさをカバーするために、4GBのSDHCメモリーカードが標準で付属する(台湾では8GBのSSDを搭載したモデルを発売している)。本体色は、「パールホワイト」と「ギャラクシーブラック」の2モデルある。価格はどちらも同じだ。

 なお、海外では当初、販売価格を199ドルに設定する予定だったため“199ドルノートPC”として話題を呼んだが、実際には299.99〜399.99ドルで販売されている。日本向けバージョンはそれより高いが、OSがLinuxよりも高価なWindows XPであることを考えると、妥当な価格と言えるだろう。同社によると、「日本は多くのユーザーがWindows XPを使い慣れている。Linux版より抵抗なく使ってもらえるはず」という理由でWindows XPを採用した。なお、最新のWindows Vistaでは、Windows XPより価格が高くなる上、システムのデータ量が多いため、大容量のSSDが必要になる。大容量のSSDは高価で、今のような低価格を実現するのは現時点で難しくなってしまう。また、HDDを搭載しては、重さや処理速度の面でSSDに劣る。

ギャラクシーブラックモデル。パールホワイトはラメを含んだ塗装なのに対し、こちらはラメなし。天板にはASUSのロゴマークが入る(画像クリックで拡大)

本体とバッテリーのほか、マニュアルとクイックスタートガイド、リカバリー用のDVD-ROM、USBマウス、ACアダプターが付属。このほか本体を収納するソフトケースと、4GBのSDHCメモリーカードが付属する(画像クリックで拡大)