auの2007年秋冬モデルとして発表された東芝製「W56T」は、新しい共通プラットフォーム「KCP+」(詳細は「『KCP+』でau携帯電話の機能や操作感はどう進化するのか?」参照)の開発の遅れにより、注目度の高さとは裏腹に、昨年内の発売が延び延びになっていた。しかし、ようやく2月1日に発売され、やきもきしていたauユーザーをほっとさせた。

 W56Tは、ワンセグやEZ FeliCa、内蔵メモリー800MB、Bluetooth、赤外線、CDMA 1X WIN Rev.A対応によるテレビ電話といった機能に加え、KCP+により導入されるマルチタスクやau oneガジェット、他社機種メニューに変更などの機能が追加されているハイスペックモデル。スタイルはディスプレイ部分が“エビ反り”して、360度駆動する折りたたみ型ケータイと、珍しい形状だ。

 では、早速、W56Tについて写真を中心に紹介していこう。

リバーシブルスタイルを採用した薄型折りたたみワンセグケータイ

 W56Tは、2007年夏モデルとして発売された「W53T」の上位機種で、機能的には同じく夏モデルとしてラインアップされていた「W54T」の流れとなる。形状は、一見、普通の折りたたみ型のように見えるが、ヒンジ部の右側にプッシュボタンが付いており、それを押すとディスプレイ部がさらにどんどん折れていき、“エビ反り”状態を過ぎ、360度反対に閉じる状態になる「リバーシブルスタイル」。以前、ボーダフォン向けの「V604T」が同じようなスタイルであったが、ワンセグを見やすいスタイルとして、久しぶりの登場となった。

 メインディスプレイは2.8インチのワイドQVGA(240×400ドット)の有機ELディスプレイを採用。サムスンSDI製で、高コントラスト比(最大10000:1)、高視野角(170°)。応答速度も速く、ワンセグによるテレビ視聴に適したものとなっている。ディスプレイの周りのスペースの広さを考えると、他の機種でもっと大きなディスプレイを搭載している機種もあるので、少しもったいない印象を受けるが、2.8インチでも十分快適な視聴が可能だ。

ボディカラーは、ハイウェイオレンジ、チャイナホワイト、ユニバースブラックの3色(画像クリックで拡大)

開いたところ。テレビ電話に対応するためダイヤルキーの上にインカメラが搭載されているのがわかる(画像クリックで拡大)

ディスプレイ回転用ボタンを押し、ディスプレイ部を“エビ反り”のように回していくと画面が外側に向いた状態でワンセグなどを閲覧できる(画像クリックで拡大)