台湾アスーステック・コンピューターが1月25日から出荷を開始する小型ノート「Eee PC 4G-X」。約5万円という低価格が魅力(画像クリックで拡大)

 アスーステック・コンピューターは2008年1月23日、今月25日から日本で発売を開始する約5万円の小型ノート「Eee PC 4G-X」について、報道陣向けの説明会を開催した。Eee PC 4G-Xは海外で“199ドルPC”として話題を集め、日本でも今月11日から予約受付を開始したところ、「ほとんどの店舗で予約分が終了する」(同社)ほどの人気を集めた。約5万円という低価格を売りに、海外市場と同様、子どもから高齢者まで幅広い層をターゲットとする。

 Eee PC 4G-Xは、800×480ドット表示対応の7型ワイド液晶を備えた小型ノート。同社では、主な用途はインターネットやメールなどコミュニケーションツールとしての用途を想定している。テレビ電話向けに30万画素のWebカメラとマイクを備える。本体サイズは幅225×奥行き164×高さ22~37mm、重量は約0.92kg。標準バッテリー装着時で約3.2時間駆動できる。

 既にインドなど新興市場を含む複数の国や地域で展開中の海外向けモデルのOSは、独自のランチャーなどを備えたLinuxとしていたが、日本向けモデルは市場で認知度の高いWindows XP Home Editionを採用する。Windows XP搭載のEee PCは世界初だという。CPUは詳しい情報が非公開となっており、スペック表では「インテル モバイル」となっている。メモリーは512MBで、記憶媒体としてHDDの代わりに4GBのフラッシュメモリーであるSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載。フラッシュメモリーにデータを記録するSSDは衝撃に強く、データの読み込みが速いというメリットがある。ただ、HDDより高価で記録容量が少ないのが弱点。Eee PC 4G-Xでは、OSの領域を除いた空き容量は初期状態で約1.4GBしかない。その代わり、4GBのSDHCメモリーカードが付属する。

 キーボードは84キーの日本語キーボードで、キーピッチは16mm。ポインティングデバイスはスクロール機能付きのタッチパッドを備える。クリックボタンはワンボタンでシーソー式となっている。

 主なインターフェースは、SDメモリーカードスロット、USB2.0×3、ヘッドホン出力、マイク入力、外部ディスプレイ出力(D-sub15ピン)などを備える。ネットワーク機能は100BASE-TX/10BASE、IEEE802.11b/g対応の無線LANを内蔵する。

 ソフトウエアは、メッセンジャーや写真管理ソフトなどを含むWindows Liveが標準で付属する。

NTTブローロバンドプラットフォーム(NTTBP)の小林忠男代表取締役社長。小林社長は実際にEee PC 4G-Xを使っていて、「コンパクトで持ち歩きやすい。ベッドの上でメールをチェックしたり仕事するのに便利。HDDが少ないのでシンクライアント的な使い方になるため、情報漏洩対策にもなる」と使用感を述べた(画像クリックで拡大)

 説明会では、Eee PC 4G-X購入者を対象に、期間限定で公衆無線LANを無料で利用できるキャンペーンを実施するNTTブローロバンドプラットフォーム(NTTBP)の小林忠男代表取締役社長が登場。「まったく新しいEee PCというデバイスと一緒に新しい世界やビジネスを創出していきたい」と述べた。同キャンペーンは同社が運営する公衆無線LANサービス「Wi-Fine」の対応エリアで、1日1回時間制限なしでインターネット接続できるというもの。キャンペーン期間は1月25日から5月21日まで。Wi-Fine利用可能エリアは、カフェ&バーのプロント約110店舗や京浜急行の71駅、首都圏新都市鉄道(つくばエクスプレス列車内および20駅)など約700カ所で、アクセスポイントは約1600ある。

 次ページで、Eee PC 4G-Xの細部を写真で見ていきたい。