シマンテックは12月20日、「オンライン詐欺に関する実態調査」の結果を発表した。調査は、インターネット利用歴3年以上で15歳以上の個人ユーザー(男女年代別)1000人を対象に本年10月に実施したもので、毎年行っており今回で4回目。

 調査では、ネットショッピングなどインターネット上での商品購入やサービス利用が一般化する一方で、詐欺サイトなど怪しいサイトへの接触も増加。また個人情報の入力を求められる機会も増え、個人情報の入力への「慣れ」が見られるとしている。そして、こうした状況に潜在的不安を抱えるユーザーや、具体的な防御策について「自信がない」などと回答するユーザーが増えており、インターネット上の脅威の巧妙化に、個人ユーザーの知識と対策が追いついていない現状が浮かび上がっている。

ネットショッピングの普及に伴い、個人情報の入力に“慣れ”

 調査では、回答者の94.6%が、インターネット上での商品購入やサービス利用の経験があり、その決済手段は71.3%が「画面上でクレジットカード決済」。54.5%が「オンラインバンキングでの振り込み」と回答。特に30代以上の男性ユーザーに目立つ傾向となっている。このほかインターネットの利用はSNSやオークション、音楽ダウンロードなどが伸び、男性ユーザーは動画ダウンロードも大きく伸びている。

オンライン決済は増加傾向にある。特に30代男性は利用率が高く、女性も20~40代の過半数が増加と回答。オンラインバンキングは、50代男性で増加が目立つ(画像クリックで拡大)

 個人情報の入力については、ここ1年間で個人情報入力機会の増減についての設問で、19.9%が「かなり増えている」、48.3%が「やや増えている」と回答。計68.2%のユーザーが増加を実感している。しかしそれに伴い「入力に慣れてしまった」と感じる回答者が48.3%と約半数に達し、個人情報の扱いに「鈍感になっている」とする回答者が29.3%いるなど、個人情報の扱いに警戒感が薄れてきている現状が伺える。

個人情報を入力する機会が増えていると感じている人は約7割に達する。男女とも20代で最も高く、年代があがるにつれて低下する(画像クリックで拡大)

個人情報の入力に「慣れてしまった」という回答が半数近くあり、個人情報の扱いに対する警戒感が薄れてきている傾向が伺える(画像クリックで拡大)