「1つ作品を描くと、またすぐ次を考えて、いつも、もっといいものが描けるのではないかと考えてばかり。それで、気がついたら40年。どこに時間が飛んでいってしまったか、いつになったら、これでいいと思える日がくるのかと思っています」

 『マジンガーZ』『デビルマン』『キューティーハニー』……小学生時代、永井豪作品に触れて、マンガに目覚めた読者も多いのではないだろうか。手塚治虫のマンガに心酔して育った少年・永井豪が、石ノ森章太郎の元でアシスタイントを経てデビューしたのが、1967年。デビュー40周年を記念する「奇想奇抜~永井豪の40年~」(永井豪デビュー40周年記念展実行委員会主催)が2007年12月26日(水)~2008年1月6日(日)まで、池袋・サンシャインシティで開催されている。

(C)2007-2008 永井豪/ダイナミックプロダクション(画像クリックで拡大)

 会場を埋めつくすのは、これまで氏が描きためた10万枚のマンガ原稿から、選り抜かれた300点の原画の壁。作品の冒頭やクライマックスシーンが、写植を張り込み印刷指示の青鉛筆が残るそのままの状態で飾られ、迫力がある。作品の合間には、デビルマンやけっこう仮面、マジンガーZの超合金といった立体作品と、インタビューやアニメ映像などを流すビデオモニターが展示されているが、その雰囲気はあくまでもストイック。カラー原画のポップな彩色が一際、目立つ。会場に現れた永井豪氏に、40年の変遷と作品に対する思いを聞いた。