デザイナーズマンションはもう当たり前。ついにマンションデザインも、海外のデザインエキシビジョンに出展する時代になった。
三井不動産レジデンシャルと日本土地建物販売が、12月8日から第1期販売を開始する「パークホームズ千歳烏山 ガーデンズコート」。その目玉は、今年4月にイタリアのミラノで開催された世界最大のデザインエキシビジョン「ミラノサローネ」に出展したコンセプトモデル「つなぐ〜TSUNAGU〜」をアレンジして商品化した点だ。
「海外では、日本をモチーフにしたオリエンタルなデザインが人気を集めているが、実際の日本とはイメージがかけ離れていた」(三井不動産レジデンシャル)。
そこで、三井不動産レジデンシャルは、襖や障子で空間を自在に仕切ったりつなげたりできる日本家屋の住まいの形を「つなぐ〜TSUNAGU〜」コンセプトモデルとして、ミラノサローネに出展した。細い竹を組み合わせ、フレキシブルに部屋を仕切る独特のデザインによって、部屋と部屋、人と人をつなぐコンセプトを表現している。
| ミラノサローネに出展されたバスルーム。ひのき洗面台風呂は、隈研吾氏の作品。寝室やダイニングなどとは竹で仕切られているユニークなデザイン | エクステリアの外観も竹で囲い、日本的なムードを醸し出した。会場構成は隈研吾氏が手がけた |
一般に、このようなコンセプトモデルがすぐに商品化されるケースはあまりないのだが、新しいマンションの提案のひとつとして、今回、パークホームズ千歳烏山 ガーデンズコートに採用された。
「つなぐ〜TSUNAGU〜」を代表するのが、リビングやダイニングキッチン、寝室を仕切る「つなぐ建具」だ。つなぐ建具は、竹をイメージしてプリントしたシートを透明なポリカーボネート製のパネルに貼り付けた障子のようなもの。フレームはアルミ製だ。
スライド式で、手軽に開け閉めができるから、旧来の日本家屋のように、部屋をフレキシブルに活用できる。また、壁がないせいか、実際の面積より全体が広く感じられた。
| ダイニングキッチン、リビング、寝室を区切るスライド式のつなぐ建具。来客時など、必要に応じて開け閉めすれば、好きな広さで部屋を使える |
| 障子感覚のつなぐ建具。透過性が高く、部屋の向こうの様子が透けて見える。閉め方によって透け具合が変化するのがユニーク | つなぐ建具は、天井に埋め込んだレールから吊り下げられていて、床面にレール等はない。スムーズに動くが、安定性や強度はあまり高くない。小さな子供がいる場合は、少し心配だ |











