松下電器産業

LUMIX DMC-L10

実売価格:9万9800円(ボディー)、14万5000円(レンズキット)

発売日:2007年11月22日


このモデルの注目ポイント ライバル機種はズバリこれ!
・液晶を見ながら撮影できるライブビュー機能
・撮影アングルが広がる可動式液晶モニター
・デジタル一眼としては軽量なボディー

 デジタル一眼レフカメラのオープンな規格として、オリンパスイメージングが中心となって提唱している「フォーサーズシステム」。現在、この規格に対応したカメラを販売しているのは、オリンパスイメージングと松下電器産業の2社だ。

 松下電器産業としては、オリンパスイメージングの「E-330」をベースにした「LUMIX DMC-L1」(2006年7月発売、詳細なレビュー記事はこちら)に次いで2機種目となるデジタル一眼レフカメラ「DMC-L10」(以下、L10)が、いよいよ発売となった。

2種類のAF方式を搭載、ライブビュー撮影時の違和感を払拭

 ボディーのデザインや質感は、同社の高倍率ズームレンズ搭載モデル「DMC-FZ50」とよく似ており、レンズ交換ができるFZシリーズ、という感じにも見える。

フォーサーズ規格に準拠したデジタル一眼レフカメラ「LUMIX DMC-L10」。同社が2006年7月に発売した「DMC-L1」がレンジファインダーカメラ的な独特なデザインだったのに対し、このDMC-L10はオーソドックスな一眼レフカメラ寄りのデザインになった

 そんな印象をより強くするのが、ライブビュー撮影機能だ。オリンパスイメージングの「E-410」「E-510」などの第二世代Eシリーズも搭載している機能だが、L10は液晶モニターが270度も回転する。そのため、今までカンに頼ってフレーミングしていたハイアングルやローアングルの撮影も、同じく回転式液晶を搭載するDMC-FZ50のように、液晶モニターのライブビュー画面をしっかりと見ながらシャッターを切ることができる。

 また、一眼レフカメラのオートフォーカスとしては一般的な位相差検出AF(TTL位相差検出AF)方式だけではなく、コントラスト検出AF方式も使用できるのが特徴だ。これは、像面AFとも呼ばれ、コンパクトデジカメで多く用いられている方式だ。

 位相差検出AFを使用する場合、ライブビューのために上げたミラーを一度下ろしてAFセンサーに光を入れ、さらにミラーを上げてシャッター幕を開けてイメージセンサーに光を入れて撮影、というややこしい手順を踏むことになる。このため、シャッターを切るたびにバタバタと音がしたり、慣れないうちはシャッターを切るタイミングがよく分からなかったりする。

 その点、コントラスト検出AF方式ならば、ライブビュー画面でそのままピントが合い、しかもそのままシャッターが切れるので、タイムラグは格段に少ない。また、この機能を利用することにより、デジタル一眼レフとしては世界で初めて顔認識AFにも対応している。ピントを合わせるだけではなく、顔の明るさに合わせて露出設定やフラッシュの発光を行うといった機能も、コンパクトデジカメと変わらない。

 ちなみに、顔認識機能が使えるのは、L10と同社の最新レンズ「LEICA D VARIO-ELMAR 14-50mm/F3.8-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」を使用した時のみに限られる。同社製の交換レンズでも、「LEICA D VARIO-ELMARIT 14-50mm/F2.8-3.5 ASPH./MEGA O.I.S.」や「LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」を付けた時には機能しないので注意したい。

画素数がほぼ同じキヤノンの「EOS 40D」(右)と並べると、ひとまわりコンパクト。本体のデザインやサイズは、同社のレンズ一体型モデル「LUMIX DMC-FZ50」とよく似ている印象だ 記録メディアはSDメモリーカードを採用。側面から出し入れできるので、カメラを三脚に付けたまま交換できる。バッテリー撮影枚数は450枚だが、ライブビュー撮影時はこれよりも少なくなる