107年を超える歴史を持ち、世界約100ヶ国で販売されるフランスのレストラン&ホテルガイド「ミシュランガイド」の東京版が、いよいよ今月22日に発売される。それに先立ち19日、東京国際フォーラムにて記者会見が行われ、ガイドが「星」を授与するレストランの数々が発表された。

東京版は22日に発売。2310円(画像クリックで拡大) 19日午後3時過ぎから開催された記者会見には、日本ミシュランタイヤ代表取締役社長兼CEOのベルナール・デルマス氏(左)、ミシュランガイド総責任者ジャン=リュック・ナレ氏(右)が出席(画像クリックで拡大)

 ここ数年、グローバル戦略を打ち出し、欧州から北米に調査エリアを広げてきたミシュランガイド。05年のニューヨーク版からスタートして、06年にはサンフランシスコ版を創刊し、今月12日にはロサンゼルス版とラスベガス版を誕生させた。しかし、直近の2冊に関しては「事件」が発生。店の格付け結果がネット上に流出し、ガイド発売前にして栄えある「星付きレストラン」が世間に広まってしまってしまったのだ。それを受けた世界中のメディアの大騒ぎを見るだけでも、このガイドブックの影響力の大きさを、伺い知ることができる。

 それから、およそ10日後、今度はここ東京に場所を移して「ミシュラン旋風」の幕が明けることになる。国内のみならず、海外のメディアも「初のアジア進出!」とミシュランガイド東京2008に熱い期待を寄せている。

 さて、ガイドブック発売に先駆けて記者会見場で明らかになった、東京初の星付きレストランは、以下の通り。まず、何よりも驚きだったのは、掲載レストラン150軒すべてに星が付いたこと。これにより、東京は世界一(本国フランスよりも!)の星保持国となったわけだ。ミシュランガイド総責任者ジャンリュック・ナレ氏によれば「いかに東京のレストランの水準が高いかを知れば、当然の結果」とのことで、これにより日本の首都は世界で類まれなる美食都市の称号が与えられたといっていいだろう。

 掲載された店の6割は和食店。期待の3つ星は『かんだ』、『小十』、『濱田屋』。鮨屋では『すきやばし 次郎』、『鮨 水谷』が選ばれた。『かんだ』『小十』は徳島『青柳』出身の料理人だ。『濱田屋』は下馬評ではノーマークだったが、見事に有力とされた『赤坂菊乃井』(2つ星)、『龍吟』(2つ星、この店も青柳出身)などを抑えて頂点に立った。専門店も星に食い込み、ふぐ料理の『臼杵ふぐ山田屋』、『つきじ やまもと』は2つ星。鰻の『竹葉亭』は1つ星を獲得した。

『赤坂菊乃井』は2つ星を獲得(画像クリックで拡大)