インターネットプロバイダー大手のソネットエンタテインメントは2007年11月1日、「Gガイド」などの電子番組表(EPG)サービスを提供するインタラクティブ・プログラム・ガイド(IPG)との業務提携を発表した。IPGから番組情報の提供を受けて、地上デジタル放送の予約録画に対応したパソコン向け番組表サービス「Gガイド.テレビ王国」を同日から開始する。
Gガイド.テレビ王国は、Gガイドの元となる、テレビ各局が生成した「SI番組情報」(公式番組情報)をインターネット番組表(iEPG)に使うことで、今までできなかった、番組延長や緊急放送による放送スケジュールの変更をリアルタイムに番組表や予約録画に反映できるようにした。
従来の「テレビ王国」で提供していた、予約録画状況や検索状況からユーザーの嗜好に合った番組を推薦する「レコメンド機能」や登録したキーワードに該当する番組を自動録画する「おまかせ録画機能」、外出先から携帯電話やパソコンから自宅のパソコンに録画予約する「リモート録画予約機能(iCommand)」の地上デジタル放送版も2008年春から提供する。さらに、iEPG情報を組み込んだブログパーツの提供なども今後予定している。
旧サービスのテレビ王国は、2000年12月から開始し、現在の月間利用者数は約100万人。録画予約番組数は月間で約900万件に上る。新サービスに対応するパソコンは来春登場予定。バッファローやアイ・オー・データ機器などから発売しているパソコン向けワンセグチューナーは順次対応していくという。
東京都内で開かれた記者説明会ではソネットの会田容弘取締役が「番組を見る、共有する、教える、探すなど番組情報をパッケージ化できるネット技術を持つソネットと、精度の高い番組情報配信システムを持つIPGが提携することで、新たなテレビ視聴の可能性に挑戦したい」と意欲を語った。放送波と一緒に送信されるEPGとの住み分けについては、「インターネットブラウジングの延長がiEPG。ネットとテレビを効率良く閲覧して、欲しい情報や見たい番組を積極的に探すユーザーにはEPGよりiEPGの方が向いている」とした。
IPGの田路圭輔代表取締役は「54年のテレビの歴史の中で、カラー化とリモコンの登場が大きな転換期と言われている。さらに、電子番組表の登場が第3の転換期になると私は考えている。電子番組表は、メタ情報を積極的に使って見たい番組を探し、選択する視聴スタイルを生んている。新聞や雑誌の番組欄の単なる置き換えではなく、今のテレビ視聴スタイルにフィットした形で提供することが大切だと考えている。テレビ王国のレコメンド機能などは、ポジティブな視聴スタイルの一つ。業務提携によるシナジー効果に期待したい」と語った。
会場にはテレビや雑誌で活躍中の小阪由佳さんが駆けつけ、新サービスをアピールした。
| 「レコメンド機能」などのデジタル放送版は2008年春に提供を開始する | 小阪由佳さんも駆けつけて「Gガイド.テレビ王国」をアピールした。提供予定のブログパーツについて「自分のブログに貼って、多くの人に私の出演しているテレビを録画してほしい」と語った |
(文/三浦 善弘=nikkei TRENDYnet)
■関連リンク
・ソネットエンタテインメント http://www.so-net.ne.jp/
・Gガイド.テレビ王国 http://tv.so-net.ne.jp/
・インタラクティブ・プログラム・ガイド http://ipg.co.jp/











