ヤフーがスマートフォン用のカーナビアプリ「Yahoo!カーナビ」を発表。見やすい地図と充実した機能で、本格的なカーナビに迫る完成度の高さを誇る
[画像のクリックで拡大表示]

 ヤフーは2014年7月31日、スマートフォン用のカーナビゲーションアプリ「Yahoo!カーナビ」を発表した。市販のカーナビ並みの情報量や機能を備えつつ、すべての機能が無料で使えるのが特徴。iOS用とAndroid用を用意しており、ともに提供を開始している。

 まず特筆できるのが、地図表示の美しさと情報量の多さだ。拡大や縮小時も必要な情報が過不足なく表示されて見やすいだけでなく、操作ボタン類などのレイアウトも練られていてムダがない印象だ。さらに、VICSの渋滞情報の表示にも対応しており(Yahoo! JAPAN IDによるログインが必要)、赤とだいだいで混雑状況が道路上に表示される。ルート検索の際は、渋滞を回避したルートをガイドすることも可能だ。

 さまざまな情報の検索機能が充実しているのも特徴だ。コインパーキングなどの駐車場は、料金や駐車台数などの情報のほかに、満車や空車の情報がリアルタイムに更新される(更新はおおむね5~10分間隔)。ガソリンスタンドでは、直近のガソリン価格も参照できる。


住所や電話番号ではなく、「ヨドバシAkiba」などの名称でズバリ目的地が検索できた。インターネットに常時つながっているスマホだけに、最新情報にもいち早く対応できる
[画像のクリックで拡大表示]
VICSを利用した渋滞情報が表示できるのも大きなポイント。ルート検索の際は、渋滞情報を加味して所要時間が短くなるルートを案内してくれる
[画像のクリックで拡大表示]
便利なのがガソリンスタンドの検索機能。地図から最寄りのスタンドを探せるだけでなく、タップすれば価格情報も参照できる
[画像のクリックで拡大表示]
ガソリンの価格情報は外部サイトの情報に依存しているが、2~3日前の新しい情報が掲載されているケースが多く、実用的に使える
[画像のクリックで拡大表示]
コインパーキングなどの駐車場の情報も便利。地図上の一覧表示では、色によって空車と満車の情報が確認できる
[画像のクリックで拡大表示]
パーキングの詳細情報では、駐車料金や駐車台数のほかにクレジットカード利用の可否も表示されるのが便利
[画像のクリックで拡大表示]
飲食店チェーンの名称を入れれば、最寄りの店舗を地図上に表示。わざわざブラウザーで各チェーンのWebページにアクセスして店舗情報を探す手間はいらない
[画像のクリックで拡大表示]
インターネット経由で情報を取得するので、開店や閉店の情報もいち早く反映される。ドライブ中にお腹が空いたら、好みのお店を手早く発見できる
[画像のクリックで拡大表示]

 スマートフォンに標準搭載される地図アプリも、簡易的なナビゲーション機能を搭載している。しかし、画面表示がシンプルすぎて情報量が少なかったり、検索機能が乏しくて目的地を設定するのに手間取るなど、カーナビと比べるとあまり実用的とはいえなかった。「NAVITIME」(ナビタイムジャパン)などのナビアプリならば機能面での不満はないものの、継続利用には月400円前後の料金が必要だった。

 手持ちのスマートフォンを使ってこれだけ多機能なナビゲーションが無料で利用できるとなると、スマートフォンをカーナビとして使う動きが加速しそうだ。PNDと呼ばれる低価格帯のポータブルカーナビと比べても機能や使い勝手は断然優れており、すでにPNDや古いカーナビを所有している人も大いに注目できる。

(文/磯 修=日経トレンディネット)