音楽配信大手のレコチョクは2012年7月2日、米アップルのiPhoneでも利用できる音楽配信サービスを始めた。ブラウザーを通じて音楽をダウンロードできる方式にしてiPhoneとアンドロイド端末の両方で利用できるようにした。

 西野カナやAKB48などのJ-POPや韓国のK-POP、洋楽など100万曲から好きな音楽をダウンロードして聴ける。邦楽の約8割で歌詞を表示できるのも大きな特徴だ。

 価格は52円から420円。中心価格帯は250円で、大手レコード会社などが音源を供給する。アップルの音楽配信サービス「iTunes Store」では音源が配信されていなかったソニー・ミュージックエンタテインメントの邦楽アーティストの曲もダウンロード購入できる。

 利用するにはレコチョクの会員サービスである「クラブレコチョク」への登録が必要。音楽プレーヤーアプリの「レコチョク Plus+」を端末にインストールして音楽を再生する仕組み。

新サービスでは最新ヒット曲をダウンロードして楽しめる。左がサイトのトップページ。右はプレコチョクplus+player
[画像のクリックで拡大表示]

 iPhone向けでは、以前携帯電話で購入したことがある曲をスマートフォンでも無料で再ダウンロードできる「おあずかりサービス」にも対応した。同サービスはこれまで、アンドロイド端末のユーザーしか利用できなかった。

[画像のクリックで拡大表示]

 日本レコード協会によれば、2011年の携帯電話向けの音楽配信サービスの売り上げは2010年から22%減となる583億円となった。スマートフォンへのシフトで市場は大きく変化しているが、KDDIが6月末、月額315円で聴き放題になるソーシャル型の音楽サービス「うたパス」を始めるなど定額制の新サービスなどで新たな市場の開拓を狙う動きも拡大している。今後サービス競争が加速しそうだ。

(文/吾妻 拓=日経トレンディネット)

関連リンク