キヤノンは2012年2月7日、コンパクトデジカメ「PowerShot」「IXY」の新製品10機種を発表した。デジタル一眼レフカメラ並みの大型撮像素子を搭載して画質を追求したレンズ一体型モデル「PowerShot G1 X」や、光学12倍ズームながら厚さを2cm以下に抑えた「IXY 1」「IXY 3」が注目製品として挙げられる。Wi-Fi機能を内蔵した機種も投入し、撮影した写真を直接スマートフォンに転送できるようにした。中上位機種では、光学ズームと同等の画質でデジタルズームができる「プログレッシブファインズーム」機能も追加した。

 Wi-Fi機能を利用したデータ転送は、スマートフォン側に無料の専用アプリを導入することで利用できる。カメラ側で転送したい写真を選ぶだけでなく、スマートフォン側からカメラ内の写真を参照して選択することも可能。カメラからカメラへダイレクトにデータを転送することや、カメラから直接FacebookやTwitterなどへ投稿する機能も持つ。スマートフォンはiPhone/iPad/iPod touchとAndroidに対応する(Androidでは一部機能に制約が生じる)。

 新製品の一覧や発売日、予想実勢価格は以下のとおり。

製品名 特徴 発売日 予想実勢価格
PowerShot G1 X 高性能&高画質 2012年3月上旬 7万5000円前後
IXY 1 薄型高倍率ズーム 2012年3月上旬 4万円前後
IXY 3 薄型高倍率ズーム 2012年2月下旬 3万5000円前後
IXY 420F スリムコンパクト 2012年3月上旬 3万円前後
IXY 220F スリムコンパクト 2012年2月下旬 2万6000円前後
PowerShot D20 タフネスモデル 2012年5月中旬 3万5000円前後
PowerShot SX260 HS 薄型高倍率ズーム 2012年3月上旬 3万5000円前後
PowerShot A3400 IS 低価格モデル 2012年3月上旬 1万8000円前後
PowerShot A2300 低価格モデル 2012年3月上旬 1万3000円前後
PowerShot A810 低価格モデル 2012年4月上旬 1万3000円前後

デジタル一眼並みの大型撮像素子を搭載して高画質化を図った「PowerShot G1 X」

キヤノンのコンパクトデジカメのフラッグシップモデルとなる「PowerShot G1 X」。デジタル一眼並みの大型撮像素子を搭載し、大幅な高画質化を図った
[画像のクリックで拡大表示]

 キヤノンのレンズ一体型コンパクトデジカメで最高画質を目指したという高性能モデル。撮像素子は、デジタル一眼レフカメラで使われるAPS-C型に迫る大きさの1.5型CMOSセンサー(有効画素数は1430万画素)を搭載し、1/1.7型CMOSだった従来モデルと比べて画質を大幅に改善。高感度撮影は最高ISO12800に引き上げた。レンズは35mm判換算で28-112mm相当の光学4倍ズーム。画質や操作性にこだわるハイアマチュア層に訴求する。従来モデル「PowerShot G12」は併売される。


撮像素子に合わせ、レンズも新規設計となった。レンズは35mm判換算で28-112mm相当の光学4倍ズームとなる
[画像のクリックで拡大表示]
可動式の液晶モニターや光学ファインダーなどの装備は、PowerShot G12と同様だ
[画像のクリックで拡大表示]
液晶モニターは3型/92万ドットの大型&高精細タイプとなる
[画像のクリックで拡大表示]
新開発の1.5型CMOSセンサー。画素数を有効1430万画素に抑えることで、階調表現や高感度画質を重視した
[画像のクリックで拡大表示]
製品名 「PowerShot G1 X」
撮像素子 1.5型高感度CMOSセンサー(有効1430万画素)
レンズ 光学4倍ズーム(35mm判換算28~112mm)
プログレッシブファインズーム なし
記録メディア SD/SDHC/SDXCメモリーカード
ISO感度 ISO100~12800
動画撮影機能 1920×1080ドット、24フレーム/秒
音声付き(ステレオ)
モニター 3型液晶(92.2万ドット)
GPS機能 なし
無線LAN機能 なし
防水性能 なし
バッテリー撮影枚数 約250枚
本体サイズ 116.7(W)×80.5(H)×64.7(D)mm
重量 534g(バッテリー、メモリーカード含む)