ソニーは2012年1月30日、コンパクトデジカメの新製品「Cyber-shot DSC-TX300V」を発表した。撮影時にレンズが出っ張らない屈曲光学系のズームレンズを搭載した「Cyber-shot TX」シリーズの最上位モデル。非接触充電機能と非接触データ通信機能を備え、付属の充電台に本体を置くだけで内蔵バッテリーの充電や撮影データの転送ができる。Wi-Fi機能も備え、撮影データをパソコンやスマートフォンなどに直接送信する機能も持つ。発売日は2012年3月5日で、予想実勢価格は5万円前後。
本体の前面にはガラスが張られており、完全にフラットな仕上げになっている。レンズ部を含めて密閉された構造にしたことで防水対応となり、5mまでの水中撮影ができる。レンズは35mm判換算で26〜130mmの光学5倍ズームで、超解像ズームを有効にすると10倍相当のデジタルズームが可能になる。
撮像素子は有効1820万画素の1/2.3型裏面照射型CMOSセンサーで、画像処理エンジンを改良したことでノイズを低減した。最高ISO12800の超高感度撮影にも対応する。暗いシーンでオートフォーカスの速度が落ちないようにもした。
カメラ本体とほぼ同じ大きさの専用クレードルが付属し、カメラを置くだけで内蔵バッテリーが充電できる。非接触充電機能は独自規格を採用しており、スマートフォンや充電池などで採用されている「qi」(チー)対応機器との互換性はない。
非接触データ通信は、TransferJet規格を採用する。カメラを専用クレードルに置くだけで、撮影済みのデータがパソコンに取り込める。TransferJet対応パソコンならば、専用クレードルを使う必要はない。
Wi-Fi機能を利用すれば、選択した写真や動画が無線LAN経由でパソコンやスマートフォンに転送できる(スマートフォンへの転送時に限り、画像は200万画素相当に縮小され、動画の転送には対応しない)。撮影した写真をスマートフォンに転送し、SNSに投稿したりメールで送信するといった使い方を想定する。カメラを直接インターネットに接続する機能はない。
| 製品名 | Cyber-shot DSC-TX300V |
|---|---|
| 撮像素子 | 1/2.3型裏面照射型CMOSセンサー (有効1820万画素) |
| レンズ | 光学5倍ズーム(35mm判換算26〜130mm) |
| 超解像ズーム | あり(2倍) |
| 記録メディア | メモリースティックMicro、MicroSDメモリーカード |
| ISO感度 | ISO64〜12800 |
| 動画撮影機能 | 1920×1080ドット/60p 音声付き(ステレオ) |
| モニター | 3.3型有機EL(タッチパネル式、122.9万ドット) |
| GPS機能 | あり |
| 無線LAN機能 | あり |
| 防水性能 | あり(最大5m) |
| バッテリー撮影枚数 | 約220枚 |
| 本体サイズ | 95.5(W)×58.3(H)×16.0(D)mm |
| 重量 | 134g(バッテリー、メモリーカード含む) |
| 発売時期 | 2012年3月5日 |
(文/磯 修=日経トレンディネット)











