日本は約2800万人。米国で約1億2000万人。合わせて約1億4800万人――。SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手のグリーが、2012年6月までに構築するソーシャルゲーム基盤「GREE Platform」の会員数だ。
GREE Platformは、グリーが持つソーシャルゲームプラットフォーム「GREE」と、2011年4月に買収した米OpenFeintのプラットフォーム「OpenFeint」を1つにして作る。合体が完了すれば、任天堂のニンテンドーDSの全世界累計出荷台数1億4900台(2011年9月末)とほぼ同等のボリュームとなり、世界最大級のゲームプラットフォームと言える規模になる。
グリーは12月6日、GREE Platformに関する情報を公開し、同プラットフォーム上で展開する新作ゲームタイトルの発表を行った。その席上、グリーの田中良和社長は、「これから5年後までには10億人に向けたサービスをしている企業がいくつか出てくる。グリーはその中の1社を目指している」と発言。今後5年間で、7倍弱の会員を獲得しようというビジョンを掲げた。
記者発表会場には、カプコンやコーエーテクモゲームス、KONAMI、セガなどそうそうたるゲーム会社が登壇した。彼らにとってグリーの最大の魅力はやはり“数”だ。「(GREE Platformに参加する)メリットはシンプル。現時点で1.5億人のユーザーがいること」とカプコンのコンシューマゲーム事業管掌 取締役 専務執行役員の一井克彦氏はキッパリと話す。
実際、グリーが自ら開発・運営している売れ筋タイトルでは、月間20億円も売り上げているという。2800万人で20億円なら、母集団が1億5000万人となった場合、売り上げは一体いくらになるのか――。こうしたマネタイズの仕組みが数多くのゲーム開発会社を引き寄せている。今さら参入しても商機はわずか、と見る企業もあるが、スマートフォンを軸にしたレースは始まったばかり。世界でチャレンジしようと、GREE Platformに飛び込もうという企業は少なくないはずだ。
ただし、具体的にどのような開発体制を持てばいいのかといった、参入支援プログラムに関する詳細情報が必要になる。そうした人にオススメのイベントがある。12月13日(火)から3日間、東京のベルサール八重洲で開催する「スマートフォン&タブレット 2011 冬」がそれだ。12月14日(水)の特別講演では、グリーの執行役員メディア事業本部長の吉田大成氏が、GREE Platformに関する講演を行う。この場で詳報が語られるはずなので、ゲーム業界関係者は聞き逃したくないところだ。
(文/渡辺 一正=nikkeiBPnet)











