14インチのディスプレイを2つ搭載したタブレットPC「ICONIA(アイコニア)」(画像クリックで拡大)

 日本エイサーは2010年12月15日、ノートパソコンの形状で2画面のタブレットPC「ICONIA(アイコニア)」を来年2月以降に発売すると発表した。想定価格は14万円前後。ディスプレイのサイズは2つとも14インチで、文字入力から写真の閲覧まで、すべてを直感的なタッチ操作でできる。最新技術に興味のある上級者向けに売り込む。来年には純粋なタブレット端末の投入も予定しており、2011年はタブレット分野に注力する。

 14インチのディスプレイの解像度は1366×768ドット。どちらも静電容量方式のタッチパネルを使っている。縦長のホームページを2つの画面に表示すれば、下の方にスクロールする手間が減る。通常、キーボードがある部分の下のディスプレイを5本指でタッチすると、「Acer Ring」と呼ばれる専用コントローラーが表示される。写真や動画など、エンタテインメント系のコンテンツの操作がAcer Ringでできる。

 ホームページの気になる部分を指で切り抜くように囲むと、URL情報を含んだ画像で管理できる「My Journal」や、ソーシャル・ネットワーキング・サービスを2画面で管理できる「SNS Jogger」など専用のソフトも収録する。

 ソフトウエアキーボードは、両手を画面に置くと現れる。同じ2画面PCの東芝「libretto」では、ソフトウエアの利点を活かして複数のタイプのキーボードを用意しているが、ICONIAは一般的なレイアウトのものしか用意していない。14インチとディスプレイが大きいため、レイアウトに余裕があり、物理キーボードと変わらないキーピッチを実現している。

 CPUにはインテルのCore i5を採用。メモリーは4GB、640GBのHDDを備える。バッテリー駆動時間は約3時間、重さは約2.8kg。持ち運び用ではなく、家の中での利用を想定する。光学ドライブは搭載しない。そのほか、USB3.0やBluetoothなどを備える。

ソフトウエアキーボードは、余裕のあるレイアウト。両手を画面に置くと現れる。ヒンジ部分を押しても表示される(画像クリックで拡大)

専用コントローラーの「Acer Ring」。回転操作で写真や動画を見たり、音楽を聴ける(画像クリックで拡大)

上の画面もタッチパネル式だ。マルチタッチをサポートしている(画像クリックで拡大)

来年、投入する予定のタブレット端末をかかげるボブ・セン社長(画像クリックで拡大)

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)

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