2万9800円という低価格の3Dデジカメが登場! 普及が始まった3Dテレビはコンテンツ不足が懸念されているが、このカメラがあればみずから3Dコンテンツが生み出せる(画像クリックで拡大)

 レッツコーポレーションは2010年7月29日、立体写真と立体ムービーが撮影できる小型3Dムービーデジカメ「3D Sunday Pocket HD Camera」を発表した。直販価格は2万9800円と安い。光学ズーム機能を省いて安価なプラスチック製ボディーを採用することで低価格化を図った。発売は8月下旬で、同社の直販サイトで取り扱う。

 本体に500万画素のCMOSセンサーを2つ搭載しており、オプションなどの追加の必要なく3D撮影できる。撮影した写真や動画は、裸眼での3D表示に対応した背面の2.4型液晶モニターですぐに楽しめる。HDMI端子を搭載しており、サイド・バイ・サイド方式の3D表示に対応した薄型テレビに接続すれば大画面で立体表示できる。

 静止画の画像サイズは2592×1944ドット。動画は1280×720ドット(720p)/30fpsで、圧縮フォーマットはH.264形式。本体にステレオマイクとステレオスピーカーを搭載する。光学ズーム機能はなく、最大4倍のデジタルズームが可能。手ぶれ補正機構は搭載しない。

一般的なデジカメとは異なる形状が目を引く「3D Sunday Pocket HD Camera」。2つのレンズの周囲が黒く色分けされており、どことなく“ゆるキャラ”的なかわいらしい趣だ(画像クリックで拡大)

500万画素のCMOSセンサーを2基搭載しており、立体写真や立体動画が撮影できる。レンズは単焦点で、35mm判換算の焦点距離は45mm相当とのこと(画像クリックで拡大)

背面に操作ボタンが並ぶ。中央のジョイスティックの周囲に撮影や2D/3D切り替えボタンを配しており、携帯電話のようなボタン配置となっている(画像クリックで拡大)

液晶モニターは裸眼で立体視できるパララックスバリア方式を採用。静止画も動画もメガネなしで立体に見える(画像クリックで拡大)

記録メディアはSD/SDHCメモリーカードを採用。最大32GBのメモリーカードが利用できる(画像クリックで拡大)

側面のレバーをスライドさせるとUSB端子が現れる。撮影データの転送だけでなく、内蔵リチウムイオン充電池の充電もできる(画像クリックで拡大)

サイド・バイ・サイド方式の3D画像は、このように左右それぞれの目の画像が横並びで記録されている(画像クリックで拡大)

テレビ側で立体表示をオンにすると、おなじみの乱れたような表示になる。3Dテレビに付属するメガネをかければ立体に見える仕組みだ(画像クリックで拡大)

 基本的にシンプルで割り切った構造だが、3D画像とHD画質の3D動画が撮影できるデジカメが3万円以下で入手できるのはトピックだ。画質や撮影性能を重視したメーンのデジカメとして使うのは難しいが、3D撮影を手軽に楽しめるユニークな製品として注目を集めそうだ。

(文/磯 修=日経トレンディネット)