地図上の地点の景色を360度見られる「ストリートビュー」(画像クリックで拡大)

 グーグルは2010年3月11日、「ストリートビュー」の対象地域を拡大したと発表した。新たに21県を追加、既にサービスを提供している17都道府県では対象エリアを拡大した。ストリートビューは、同社の地図情報サービス「Googleマップ」の機能の一つ。地図上の地点の景色を360度パノラマ写真で見られる。

 今回新たに追加したのは、秋田、岩手、山形、福島、栃木、群馬、茨城、長野、山梨、静岡、富山、石川、福井、和歌山、島根、山口、愛媛、香川、大分、佐賀、宮崎の21県。全県の主要市街地をカバーしているわけではなく、高速道路や国道など狭い範囲をカバーしている県も含まれる。

 エリア拡大地域は、北海道のニセコ町、伊達市、宮城県の塩竃市、埼玉県の羽生市、大阪府の河内長野氏、岸和田市、沖縄県の那覇市など。

 ストリートビューは、2007年5月に米国の5都市でスタートし、日本では2008年8月に12地域で始まった。2009年5月からは、日本の住宅事情に配慮し、カメラの位置を地上高205cmに下げて撮影しなおしている。ただし、今回、追加する画像は2009年5月以前に撮影されたものだという。

 「スペシャルコレクション」として、世界遺産の京都の二条城や西本願寺など、文化財や大学、娯楽施設など32の施設も追加した。自動車の入れない二条城では、3輪自動車の「Trinke」を使い、施設の協力のもと撮影をしたという。同社の製品開発本部長の徳生健太郎氏は「コケを踏んではいけない、柵にぶつかってはいけないなど撮影には気を使った」と語った。

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)