猫カフェの愛らしい猫を最新LUMIXで撮影しよう、というユニークなイベントが開催された(画像クリックで拡大)

 パナソニックは2010年2月18日、コンパクトデジカメ「LUMIX」の新製品発売を記念したイベント「LUMIX ムービーデジカメでにゃんこ丸撮り」を都内で開催した。同社のWebサイトや愛猫雑誌で募集した猫好きの一般女性20名を招待し、プロカメラマンによる猫撮影講座や新製品での撮影を楽しんだ。新製品の発売日(2月19日)が「猫の日」(2月22日)に近いことから今回のイベントを開催したという。

 講師として登壇したのは、犬猫専門の写真家でありエッセイストでもある新美敬子氏。猫をうまく撮るためのテクニックとして、まずフォーカスロックを覚えてほしいとした。「ピントは基本的に猫の顔に合わせなければダメ。顔の部分でシャッターを半押しし、ピントが合ったのを確認したら半押しを続けたままカメラを振って構図を決め、全押しして撮影するとうまくいく」と解説した。

会場に集まったのは、抽選で選ばれた20名の猫好きな女性。犬猫の撮影を得意とする写真家の新美敬子氏(右)がふだん実践している撮影ノウハウを披露した(画像クリックで拡大)

 近くにいる猫を撮るには、マクロモードに設定するとよいと説明。「マクロモードに設定するには、4方向ボタンにある花のアイコンのボタンを押せばよい。アイコンの図柄から、花を撮る際に使うものだと勘違いしている人もいるが、花だけに限らず小さな被写体を撮る際に使ってほしい」と解説した。

 猫の撮影では露出補正も重要だとした。「猫の毛の色はさまざま。黒猫を撮ろうとすると、カメラは被写体が暗いと判断して明るく設定するので、暗くするよう露出補正をすれば期待通りの明るさにできる。白い猫だと、カメラは明るいと判断して暗く設定するので、逆に明るく補正すればよい」という。

黒い猫は、どうしても暗い色合いの背景や家具に埋もれがち。白っぽいタオルなどの上に載せてやると、猫が引き立つという小技も紹介した(画像クリックで拡大)

黒い猫を単体で撮ると、どうしても露出オーバーになって猫が不自然に明るくなったり、シャッター速度の低下を招いてぶれやすくなる。露出補正でマイナス補正をかければ解決できると解説した(画像クリックで拡大)

 猫のかわいらしさを残すには、動画も積極的に使っていきたいとした。最新モデルでは独立した動画撮影ボタンが用意されていてすぐに撮影が始められることや、動画の気に入ったシーンをカメラ単体で切り出して静止画として保存できる便利さを挙げた。

 猫や犬などの動物は明るい光に驚いてしまうので、撮影時は内蔵ストロボを発光禁止に設定するとともに、オートフォーカスの補助光も切るようにアドバイスした。

 撮影の基本テクニックを学んだところで、店内の猫を撮影する撮影タイムに移行。店内が比較的暗く、猫が気ままに動き回ることから、被写体ぶれで手こずる人が多かった。だが、猫じゃらしで猫の気を引いている間に撮影したり、寝顔をアップで撮ったりと、満足できるカットをうまく収められたようだ。

参加者は、最新モデル「LUMIX DMC-ZX3」を使って猫の撮影にチャレンジ。照明が暗めの店内でストロボ発光禁止、という難しい条件だったが、動画も組み合わせての撮影を楽しんでいた(画像クリックで拡大)

 参加者が使用したのは、2月19日に発売された「LUMIX DMC-ZX3」(実売価格は4万2800円前後)。薄型ボディーに光学8倍ズームレンズとHD動画撮影機能を搭載した高性能モデルだ。最新シリーズの特徴である超解像技術や、10倍ズーム相当の望遠撮影ができるiAズーム機能も盛り込んでいる。売れ筋になると見込まれるスリムモデル「LUMIX DMC-FX66」(実売価格は3万4800円前後)と比べると、ズーム倍率が高いこと(DMC-FX66は光学5倍ズーム)、動画フォーマットに高画質なAVCHD Lite形式を採用していること、独立した動画撮影ボタンを用意している点などが優れる。

(文/磯 修=日経トレンディネット)