2009年9月9日、ザ・ビートルズのオリジナル・アルバムを含む全14作品がデジタル・リマスター化され、全世界で発売となった。

 ビートルズのオリジナル・アルバムは1987年にCDで発売され、それ以降は改訂されないままだった作品が最新技術にてリマスターされたことに関し、ポール・マッカートニーはビルボード.com のインタビューに答え、リマスターされたサウンドについて「スマートだとか、洗練されたとか、そんなのじゃない。リアルなんだ。僕らが作っていた音そのものだね。ジョンがすぐそこにいるみたいだ」と語ったという。

 今回の発売では、デビュー・アルバムの『プリーズ・プリーズ・ミー』(1963年)から、最後のアルバム『レット・イット・ビー』(1970年)と編集盤の『パスト・マスターズ』までの全14アルバムをラインアップ。さらに『ザ・ビートルズBOX』、『ザ・ビートルズMONO BOX』が同時に発売。

 これを記念し、日本では9月9日午前9時9分から東京・港区の赤坂BLITZにて、『カウントダウン ザ・ビートルズ 213』を開催。第1部は「最新デジタル・リマスター盤試聴」で、オリジナル13作品の中から全186曲の各歌詞を大スクリーン上に掲載し、いち早く大音量で試聴できるというもの。

 そして第2部はまさに「カウントダウン ザ・ビートルズ 213」。司会進行に赤坂泰彦、ゲストに坂崎幸之助、小倉智昭、内田恭子、倉本美津留を招き、ビートルズEMIオフィシャルサイト&Yahoo! JAPANの「ザ・ビートルズ特集内」で行われたビートルズの楽曲全213曲の、26万人による人気投票結果を、カウントダウン形式で発表。会場には抽選で選ばれたファンが集まった。

 ちなみに213位はカール・パーキンスのカバーで「ハニー・ドント」(『ビートルズ・フォー・セール』)。この後もカバー曲は比較的、下位にランキングされていた。100位は「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(リプライズ)」(『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』)。小倉智昭が青春時代に聞いていたという「エニイ・タイム・アット・オール」(『ハード・デイズ・ナイト』)は120位。「大学生のときの元ボーイフレンドはテレビを持たず、ラジオとビートルズばかりを聴いている人でした。その影響もあって、ビートルズの曲は自然とインプットされました」と語る内田恭子の選んだ「愛こそはすべて(オール・ユー・ニード・イズ・ラヴ)」(『マジカル・ミステリー・ツアー』『イエロー・サブマリン』)は18位。3位は「ヘイ・ジュード」(『パスト・マスターズ』)、2位は「イン・マイ・ライフ」(『ラバー・ソウル』)。そして栄えある1位は、ナットクの「レット・イット・ビー」(『レット・イット・ビー』『パスト・マスターズ』)だった。

 司会者、ゲストを問わず、会場にいる誰もがビートルズの大ファン。どの曲でも「この曲がこの順位!?」というため息にも似た呟きがもれる2時間だった。

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(文/山田真弓=日経トレンディネット)