IDC Japan(本社:東京都千代田区)が2009年6月4日発表した調査結果によると、2008年の国内セキュリティ市場は製品市場の成長率が低下しながらも拡大した。2009年は景気後退の影響を受けるが、ログ管理ソリューションなどのコンプライアンス対策製品が堅調に推移する見込みという。
ソフト、サービス、アプライアンスの3分野を分析した。ソフト市場規模は前年比5.5%増の1911億円。アンチウイルス製品などで年間ライセンスビジネスが確立して安定的な収益構造を持っている。また、サービス市場は5880億円規模で高い成長率を維持した。大企業だけでなく中堅、中小企業向けのメニューなどが充実しており、今後も人員不足を補うサービスのアウトソーシング需要がけん引するという。
また、メールセキュリティソリューションなど新規導入が伴う分野では、アプライアンス製品やアウトソースサービス利用が選ばれる傾向にある。2008年のセキュリティアプライアンス市場の市場規模は前年比2.4%増の406億円で、運用管理の容易さや、機能統合、低価格化などで、2009年も引き続き導入が進む見込み。ただし低価格化の影響を受けて伸びは抑えられるという。
また2009年は金融商品取引法(日本版SOX法)監査報告が初めて行われる年で、アイデンティティ管理、ログ管理製品には市場拡大のチャンスが続く。同社は、製品ノウハウに加えて監査対応ノウハウを生かしたソリューションをタイミングよく提案することが、ベンダーには求められると指摘している。(文/恩田八郎=Infostand)
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・IDC JapanのWebサイト http://www.idcjapan.co.jp











