酢を飲み続けると内臓脂肪が減ることを、ミツカングループ本社の中央研究所が臨床試験で確認した。また血中の中性脂肪や体重、体格指数(BMI)、腹囲を下げる作用もみられた。長崎市で開かれる日本栄養・食糧学会大会で5月21日に発表する。

 臨床試験には、BMIが25―30で「肥満度1(肥満気味)」に当たる成人175人が参加。リンゴ酢の入った飲料を1日2回、12週間飲み続けた。試験の前後に被験者の腹部をコンピューター断層撮影(CT)して比べたところ、データが得られた155人のうち1日30mLの酢を飲んでいた人たちは内臓脂肪の面積が平均して約6.72cm2減った。また血中の中性脂肪は100mL当たり42.0mg減り、体重は1.94kg、BMIは0.72、腹囲は1.85cm減った。

 1日15mLの酢を飲んでいた人も、平均して内臓脂肪の面積が約5.43cm2、血中の中性脂肪は100mL当たり28.2mg、体重は1.17kg、BMIは0.43、腹囲は1.43cm減った。なお比較のため酢を含まない飲料を飲んでいた人は、内臓脂肪や血中の中性脂肪などがそれぞれ試験前よりやや増えた。

 臨床試験にはミツカン製のリンゴ酢を使ったが 有効成分は酢の主成分である酢酸で、穀物酢や米酢など種類による違いは特に出ないと、同社は考えている。また酢の入った飲料を飲む以外に、酢を料理に使った場合でも効果は変わらないとみている。

 被験者の性別の内訳は男性111人、女性64人。平均の年齢は44.1歳、体重は74.4kg、BMIは27.2、血中の中性脂肪は100mL当たり155.5mg。

■関連情報
・ミツカングループ本社のWebサイト http://www.mizkan.co.jp/